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続・作業に計画性を与える

 前回は作業員も,与えられた作業を計画することにより,自主性を発揮できるという話を書いた.

当然間接職員も同じだ.作業の手順に計画性を持たせるだけではなく,時間も計画性を与える.

仕事や作業を,緊急性と重要度で層別してみる.
領域1.緊急度,重要度とも高い.   (例)顧客クレーム
領域2.緊急度は低いが,重要度が高い.(例)教育
領域3.緊急度は高いが,重要度が低い.(例)電話のコール
領域4.緊急度,重要度とも低い.   (例)業者との無駄な世間話

領域ごとに時間の使い方を計画する.
領域1.有無を言わさずスピードを上げてやる.
領域2.計画を立てて,計画通りに進める.
領域3.止めても問題ないように工夫する.
領域4.止める.

領域4を全てやめて良いというわけではない.例に揚げた業者との世間話は,世間話により信頼関係を築き,重要な情報を手に入れることもありうる.きちんと目的・計画を持ってやる.無目的に世間話をしていても,重要な情報にアンテナが反応しないだろう.

この様に時間の使い方をきちんと計画することにより,時間の奴隷から,時間の支配者に変わることが出来る.


このコラムは、2010年3月29日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第146号に掲載した記事に加筆しました。

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