引っ越しをして2週間経って、ようやく新しい名刺の原稿が出来た。
オフィスの住所を変えるだけならば、2,3分もあれば可能だ。しかし私の名刺は4つ折になっており、名刺4枚分,8面の内容がある。住所だけ変えれば良いのだが、せっかく印刷するのだからと欲が出る(笑)
たくさんスペースがあるので、書く内容を探すのに時間がかかった訳ではない。内容を削るのに時間がかかった(笑)
名刺の原稿を書きながら考えたことがある。「お客様にとって自分たちの最大の価値は何か?」と言うことだ。
独立して10年以上やって来た。
現場での生産性改善,品質改善。経営幹部、現場リーダの改善能力向上。
これらを通してお客様の業績向上に貢献した、と言う実績はいくらでもある。
しかしお客様に提供する「最大の価値」はここではないという気がして、思い悩んだ。
お客様にとって、本当の私たちの価値はお客様そのものではなかろうか?と考え至った。
つまり、独立して10年間の間に知り合った優秀な経営者様達の人脈が、私達の価値なのではないかと思っている。
仕事で支援させていただいた方々、定例セミナー、人財育成勉強会、原田式経営哲学勉強会、東莞和僑会などを通して交流させていただいている方々の人脈が、私たちの本当の価値だ。
人脈と私と言う「N対1」の関係ではなく、私たちの人脈とお客様達の「N対N」の関係を作る。
こういう関係を作ることができれば、人脈の相互価値は更に高まるはずだ。
今まで余り意識をせずにやって来たが、これからは意識的に「N対N」の人脈作りを考えることにした。
このコラムは、2015年7月20日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第433号に掲載した記事に加筆したものです。
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