月別アーカイブ: 2022年5月

失敗から学ぶ:知床・観光船事故

出航可否、基準は 法に基づく規程、業者作成「縛りにならず」

知床・観光船事故

 北海道斜里町の知床半島沖で消息を絶った観光船「KAZU1(カズワン)」荒天が予想され、漁船も出航を控えるなかで、乗員・乗客26人を乗せて港を出た。出航の判断や安全確保にはどのようなルールがあるのか。

(略)

 出航できるかどうかの基準は、各事業者が海上運送法に基づいて作成する「安全管理規程」で定めている。この規程は、安全確保のためのルールを事業者自身が決め、国土交通省に届け出るものだ。違反すれば罰金刑などの罰則がある。

(略)

 こうした取り決めについて、船会社に法律的なアドバイスをする海事代理士の春山勝さんは「あってないような基準」と指摘する。規程を作成する際の実態として、「台風などで絶対に運航できないぐらいの基準をつくり、縛りにならないようにすることが多い」と内情を明かす。

 福井県の東尋坊観光遊覧船は、岩場が多いため、海から陸に向かう風の風速が10メートル以上、それ以外は13メートル以上なら出航しないと定めている。波の高さ0.8メートル以上、視程300メートル以下でも運航をやめる。

(朝日新聞より)

 事故発生後、海底に沈む観光船は発見できたが、人命の救助は絶望的な状況だ。

板子一枚下は地獄、という格言があるが海上での事故には大きな犠牲が伴う事が多いだろう。航空機の場合も同様だが、運行基準や事故原因の調査が格段に違う。航空機は自動車より安全だ。

船舶の事故を調べてみると、2012年から2021年の十年間で遊漁船の死傷事故は7件あった。他船の走行波によるもの、乗船者の不注意による転落が原因であり天候による事故はない。

カズワンの事故は、天候に対する判断ミスと考えるべきだろう。法による縛りがなければ何をしてもいいというわけではない。どんな事業も最優先は安全だ。司法がどう判断するのかはわからないが、このような姿勢の企業は世間が許さないだろう。


このコラムは、2022年5月11日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1291号に掲載した記事です。

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異業種からの気づき

 ベンチマーキングはコンピュータの処理速度を比較するテスト、という意味で使われ始めたと認識している。いつの頃からか、企業のパフォーマンス比較という意味で使わられるようになった。ベンチマーキングにより優れた企業を見つけ、それをベストプラクティスする。つまり、優れた企業を見つけたらその真似をする。私は前職の社長が、ジャック・ウェルチとの懇談で聞いたと教えられた。

大野耐一が米国スーパーマケットの商品陳列をベンチマーキングしJIT、後引き生産方式を考え出したのは有名な話だ。

私たちはベンチマーキングをもっと直接的にTMP(トータル・マル・パクリ)と呼んでいる(笑)
マルパクリではその本質・真髄は解らないだろうと反論される方も多い。
しかし物事の本質・真髄とは形から入って極めるものだと、私は理解している。茶道、花道、能、歌舞伎などの伝統芸能は、理論から勉強してその真髄を学ぶのではなく、まず形から入り真髄を極める。

TMPを実践し、それが習慣となれば真髄が身についたことになると考えている。5S、KY、改善活動など理論を理解して何も起こらない。実践し、それが習慣になるまで継続して初めて成果が得られる。まずは実践してみることだ。

ただし、同業者からのTMPは推奨していない。なぜなら業界トップ同業者をTMPしてもその企業を超えることはできないからだ。異業種からのTMPならば同業内でトップになる可能性がある。


このコラムは、2013年1月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第291号に掲載した記事です。

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継続は力か

 「継続は力か」というタイトルにした。「継続は力なり」と断定調ではない。どちらかというと「継続は力かもしれない」「継続すれば力になるといいなぁ」という程度の話だ。

実はこのメルマガは2007年10月1日に第一号を配信している。今週の配信で15年目に突入した。
たまに読者様からご感想のメールをいただくこともある。そういう時は継続の意欲が盛り上がるが、普段は継続意欲というよりは、習慣になっている感じだ。

金曜日あたりからソワソワしだし、土日で次週分を書き上げている。
次回配信で1200号となる。536号までは1回の配信にコラムを3本書いていた。総配信コラム数は2,272本となる。自分ながらよく継続できたと思う。

中国における製造業に関するテーマでメルマガを配信し続けていれば、お客様が増えるかもしれないという期待を持って始めたが、その効果はほとんどない。
メールマガジンを配信し続けても仕事のご依頼はほとんどない。
継続により得られたのは継続力だけかもしれない(苦笑)

それでも自分自身の頭の整理や思考訓練にはなっている。
最近は「ボケ防止」と称してパズルをやっているが、メルマガ配信も同様な効果はあるかもしれない。もうしばらく続けようと思う。


このコラムは、2021年10月8日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1199号に掲載した記事です。

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礼を持ってす

mèng(1)wènxiàoyuē:“wéi(2)。”

fánchí(3),gàozhīyuē:“mèngsūnwènxiàoduìyuē‘无wéi。’”

fánchíyuē:“wèi?”yuē:“shēngshìzhīzàngzhīzhī。”

《论语》为政第二-5

(1)孟懿子:魯の家老。孟孫氏。懿はおくりな(死後に贈る称号)
(2)违:礼を踏み外すこと
(3)樊迟御:樊迟(孔子の弟子。姓は樊、名はしゅ、字あざなは子迟)が御者をする。

素読文:
もう懿子いしこうう。いわく:“たがうことかれ、と。”
はんぎょたり。これつげいわく:“孟孫もうそんこうわれう。われこたえていわく、たがうことかれ、と。はんいわく:“なんいいぞや”と。いわく:“きてはこれつかうるにれいもってし、してはこれほうむるにれいもってし、これまつるにれいもってす、と。”

解釈:
孟懿子が『孝』とは何かを尋ねた。
帰るときに、孔子は御者をしている弟子の樊遅に、孟懿子が孝の道を私にたずねたので、私は「はずれないようにしなさい」と教えたと話して聞かせた。樊遅はどういう意味かと尋ねた。
「はずれない」とは親が生きているうちは礼を尽くし、死しては礼を持って葬り、礼を持って祀ることだ。つまり「礼を外さずになさい」という意味だ。

TOTOのトイレ製品、欧州で狙う「華麗な地位」

 日本の輸出品といえば車と家電だけかと思ったら大間違い。生活用品をはじめ、実に多くの日本製品が海外で使われている。欧州のトイレ市場に参入を図るTOTOの試みを見てみよう――。本連載「日本ブランドが世界を巡る」では、日本で売れている製品の工業デザインやパッケージが、海外進出の際にどう変化しているかに迫る。ものづくり企業のマーケティング担当者や製品開発者をはじめ、多くのビジネスパーソンに役立つはずだ。

(日本経済新聞より)

 TOTOの欧州市場戦略を紹介する記事が出ていた。TOTOの便器は、中国でもちょっと別格の扱いで、ショールームに展示してある。
中国の一流ホテルでは、アメリカンスタンダードの便器をよく見かけるが、TOTOの便器はもう一段上の水準という印象を受ける。

TOTOの便器が汚れ難いのはなぜか?
それは便器の表面がナノメートルの精度で平らだからだ。安物の湯のみなどはすぐに茶渋がついてしまうが、高級磁器の湯のみは茶渋がつかない。これと同じ原理なのだ。
汚れや茶渋は、表面の荒さに引っかかる。全く平らならば水を流すだけで汚れは流れ落ちてしまう。

「汚れがつかない」という要求品質を、便器表面の平滑度という品質要素を徹底的に磨き上げて実現している。便器はかなりの大きさであり、しかも量産でその平滑度を実現しなければならない。相当難易度の高い、製造技術の開発が必要になるだろう。

こういう品質を追求した製品開発、モノ造りが日本の強みだと考えている。
そこまでコストをかけなくても、と考えればそこいらにあるモノと同様にコスト競争にさらされる。

またもう一つの日本のモノ造りの強さは、ウォシュレットに代表される様な徹底的にユーザの使い勝手を追求するところだろう。
中島聡が言うところの「おもてなし」、サイトウ・アキヒロがいう「ゲームニクス」と共通したモノだ。

参考図書
「おもてなしの経済学」中島聡著
 
「ゲームニクスとは何か」サイトウ・アキヒロ著

1980年代の後半に、コンピュータ周辺装置のマーケティング会社が開催したセミナーに参加したことがある。欧米、日本のプリンターメーカの開発者がパネルディスカッションをした。
PCの普及により、紙の消費が減ると言われていたのに、むしろ紙が増えている。という話を、日本人パネラーが「日本ではトイレの紙の消費削減にも成功しているのに……」と発言した。
その瞬間に、欧米のパネラーが一斉に日本人パネラーに視線を送ったのを、鮮明に覚えている。

当時日本では当たり前だったウォシュレットは、世界ではまだその存在すら知られていなかったのだ。

余談だが、パネルディスカッションの同時通訳が、「パルプの消費」という日本語を「consumption of Pope」と聞こえてビックリした。「紙の消費」ならぬ「神の消費」だ(笑)


このコラムは、2013年1月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第291号に掲載した記事です。

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5Sの見える化

 以前中国企業に5Sの指導をしていて、奇妙な要求を受けたことがある。
工場内をレイアウトに合わせ、床に色を塗りたいと言う。一般的に作業エリアは緑、通路はオレンジ色に塗る事が多い。テープの色などと合わせて教えるが、通路に足跡も表示したいと要求を受けた。歩行方向を指定したいのならば、矢印で十分だが、やはり足跡を表示したいという(笑)
事情を聞き出すと、中国ローカルのコンサル会社に5Sをやるならば、通路に足跡を表示して、従業員がそれに従って歩く様にするのが良いとすすめられたそうだ。

床の色を塗り分けると、レイアウト変更の度に床を塗り直さなければならない。
そのため床の色は一色にして区画表示のテープで通路と作業エリアを表示する。
この方がムダなコストがかからないはずだ。
作業エリアや、部品の一時置き場などに表示するカンバンも簡単に入れ替えが出来る様にする。

足跡を表示する事に反対はしないが、ムダなコストをかけずに、フレキシブルにやる方が良い、と説得するが、経営者はどうしても足跡を表示したい様だ。

くだんのローカル系コンサル会社は、床の色塗りから足跡の表示までセットで請け負ってくれるそうだ。こんな事をしただけで5Sが良くなるとは思えない。元々内装工事業者が、工場の塗装仕事を請け負いたくてコンサルをしているのではと、勘ぐりたくなる(笑)

5Sの整頓を一言で言えば「見える化」だが、このコンサル会社は、5Sをやっている事を見える化してくれる様だ。

お金をかけてでも5Sを一生懸命やろうという決意は買うが、見栄えだけを狙うのでは長続きはしない。

通路をきちんと表示することにより、安全性が高まる、ムダな動きが少なくなる、現場にムダなモノが置けなくなる、などの具体的効果を狙うべきだ。
わざわざ足跡をいくつも表示する事はないだろう。
どうしても足跡を表示したいのであれば、足跡の間隔を90cmにして、テキパキと歩く様にしてはどうか、と提案した(笑)


このコラムは、2013年1月28日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第294号に掲載した記事です。

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【中国生産現場から品質改善・経営革新】

組織文化が習慣を変える

 良い習慣を根付かせようとすると良い組織文化を持たねばならない。
個人は集団の同調圧力によって行動を左右される、と言うのが心理学者の定説の様だ。ソロモン・アッシュの社会的同調の実験では、図に書いた線の長さを答えると言う単純な問題にさえ、被験者は他人(意図的に間違った答えを選択するサクラ)に影響され間違った答えを選択すると言う。

人間ばかりではない。木の実を割るのがうまいチンパンジーをヘタな群れに入れると上手に割れなくなる、と言う実験結果もあるそうだ。

組織文化と言っても、大上段に考えることはない。
以前ご紹介した「指差点呼」や5S、ホウレンソウも組織文化と言えるだろう。

5Sやホウレンソウなどの良き組織文化を持てば、後から来る人たちもそれに
習うはずだ。仕事の教え方、学び方、仲間に対する対応など大切な組織文化
だと思う。


このコラムは、2022年4月25日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1284号に掲載した記事です。

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バッテリー切れ対策

(フカボリ)AED、ここぞの時に動かず… バッテリー切れ多発

 救急車に搭載する自動体外式除細動器(AED)のバッテリー切れなどが
相次ぐ。総務省消防庁は全国の消防に点検の徹底を求めている。各地の施設にもあるAED。どう管理されているのだろうか。

 3月はじめ、愛知県犬山市で起きていたケースが発覚した。
 2年前、救急救命士らが心肺停止状態の80代男性宅で、救急車のAED電気ショックを4回した後に続けようとしたが、5回目はできなかった。
市消防本部によると、バッテリー残量が不足し、予備バッテリーも充電でき
いなかった。男性は死亡したが、同本部は「因果関係は認められない」とする。

  • 救急車来たが
     1月には東京消防庁の救急隊がバッテリーを装着せず、70代男性宅へ出動。12分間、電気ショックをできないまま病院へ運んだ。
    2月にも千葉県成田市で心肺停止状態の70代女性に救命措置をする際、バッテリー切れだった。

     成田市などの件をうけ、総務省消防庁は、全国の消防にAEDの点検徹底を求める文書を出した。
     同消防庁によると、救急車のAEDは毎朝とその都度の使用後に点検。バッテリーの充電や予備バッテリーの搭載などを確認する。犬山市のケースで
    も隊員が当日、バッテリーを確認していたが、残量を見誤ったとみられている。

     AEDの設置は全国の職場や学校などに広がる。
     日本救急医療財団の「全国AEDマップ」によると、任意登録ではあるが、全国に約34万個設置されている。
     各施設のAEDは、救急車搭載のタイプと異なり充電式ではなく、バッテリーが切れるとメーカーから新しいバッテリーを取り寄せる仕組みだ。
     厚生労働省によると、バッテリーを含めAEDの管理方法は法令に定めが
    ない。消防法で6カ月に1回以上の点検が定められた消火器などと異なり、
    AEDの管理は設置者らに委ねられている。
     静岡県職員の池田正樹さん(52)は5年前、商業施設で男性が倒れている現場に遭遇した。店員が持ってきたAEDを使おうとしたが、バッテリー切れだった。近くの別施設のAEDを使った。その男性が助かったのか分からない。設置者に聞くと、「点検はしていなかった」と話したという。池田さんは「AEDの管理は利用者任せでいいのだろうか」と疑問を呈す。

  • 「毎日点検を」
     バッテリーの寿命はメーカーによって異なるが、医用電子機器メーカー日本光電製は約4年。電気ショックを十分できるバッテリー残量がない場合、表示器が緑から赤に変わる。
     バッテリー切れが近づくと本体と連動したシステムで同社も把握できる。
    購入時に登録した設置者らにメールで通知する。それでも同社は「『使用可』の緑色になっているか毎日点検を」と呼びかける。
  • (朝日新聞より)

長文の引用になってしまったが、記事中の『1月には東京消防庁の救急隊が
バッテリーを装着せず、70代男性宅へ出動。12分間、電気ショックをでき
ないまま病院へ運んだ』という事故は以前このメルマガでもご紹介した。

バッテリー積み忘れ

メルマガでは、付属品(予備バッテリィ)と充電状態の見える化と、日常点検を提案した。

AEDメーカの日本光電はバッテリィの充電状態を見える化した。使用可能状態を緑ランプの点灯。要確認状態を赤色とバッテンの表示にしている。
使用可能状態が緑ランプは問題ないだろう。しかし要確認の表示を赤色点灯にするとバッテリィが消耗してしまうと何も表示されなくなる。

バッテリィの電力が足りなくなるとメカ的に反転し、赤色面に反転するようなメカニズムを組み込んでおけば万全だろう。

以前使っていたオフィスの非常灯は、正常時内蔵バッテリィに充電、停電時内蔵バッテリィにより点灯、という仕組みになっていた。毎日退勤時に主電源を落とすことによりライトと電池が正常であることが確認できる。電池の劣化は翌朝朝出社時に非常灯の明るさで確認できる。

 難しい手順や複雑な仕組みでバッテリィの確認をしようとすると、ミスやモレが発生する。単純簡単な点検方法を考えると確実に遵守される。


このコラムは、2022年5月4日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1288号に掲載した記事です。

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朝飯後

 コロナ禍で日本に一時退避のつもりで帰国し、ほぼ1年間座敷牢に軟禁状態だった。その間200冊余りの本を読んだ。本ばかり読んでいると馬鹿になると思い、パズルゲームの本(また本だ・笑)も試した。その延長で「ナンプレ」というパズルを知ってしまった。3×3マスに1から9の数字を入れ、それを縦・横3×3積み上げて、どの列・行ともに1から9が入る様にする。という単純なパズルだ。思考力の訓練になると思い始めてみたが、病みつきになっている。思考力向上の効果は已然現れてこない(苦笑)

朝日新聞の土曜版にクイズが出題される。最近はどうしたわけか毎日クイズが出る様になった。朝食前に記事を読み、朝食を食べながらパズルを解くのが習慣になった。クイズは「朝飯前」とはいかず、出社時間になっても解けない日がある。そういう日は、なんとなくモヤモヤしており退勤後再びチャレンジすることになる。「朝飯後」に解けている日はなんだか頭の回転が良くなっている様な気がして、仕事が捗る(笑)

今朝のナンプレは簡単だった様で、朝飯中に解けてしまった。
今日は仕事の効率が上がっているかといえば、そうでもなさそうだ。
どちらかというと「仕事が捗るといいなぁ」という願望だろう。


このコラムは、2021年11月19日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1217号に掲載した記事です。

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指差喚呼

 「指差喚呼」とは鉄道の運転手がやっている指差し点呼確認動作のことだ。
例えば列車運転手は出発前に前方にある信号機を指差し「出発進行」と発声。これは出発(信号)進行(緑)という意味だ。出発時の指差喚呼だ。出発信号等が赤色点灯ならば「出発停止」と点呼し発車しない。

運転手、車掌、駅職員皆がこの指差喚呼を行なっている。万が一事故があれば何百人、何千人の命が危うくなる。従って危険なところだけで指差喚呼をするのかというと、そうではない。習慣とするためにあらゆる動作で指差喚呼をしていると思う。

工場でも指差喚呼を取り入れると良い。
プリント基板に部品を挿入する作業員が、一斉に指差喚呼をしていては騒々しくていけない(笑)しかし自分が挿入した部品は指差し心の中で数を数える。

部品の出庫・準備、設備の準備・設定など生産に重大な影響を与える作業は型通りに指差喚呼をした方が良いだろう。

ヒューマンエラーに対して作業者に対し「再指導・注意」などという対策より「指差喚呼」導入のほうが効果がありそうだ。


このコラムは、2022年2月25日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1259号に掲載した記事です。

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