月別アーカイブ: 2015年9月

チーム型コミュニティで成長

 今週のテーマに書かせていただいた様に、TWI成果発表交流会を開催出来た。
お手伝いしているお客様と1対1の関係を個別に作るのではなく、お客様同士がチームの様に一緒に切磋琢磨しながら成長して行く。この様なコミュニティを作るのが、独立以来の夢だった。11年目にしてようやく実現出来た。

以前メルマガに書かせていただいた事があるが、チームとグループの違いを私は次の様に定義している。
「チーム」とは、目的と理念を共有しチームへの貢献をコミットしたモチベーションの高い組織。
「グループ」とは、時間と場所を共有しグループへの帰属をコミットしたテンションの高い組織。

「旅」をテーマとすれば、コミックの麦わら海賊団は「ワンピース」を得る事を目的とした「チーム」であり、団体旅行に集まる人々は「グループ」だ。

改善活動を通して人財育成をするために、異業種でチーム型コミュニティを作り、メンバーが相互に切磋琢磨しながら改善を進めるすると言うプログラムを作ったが、参加企業様を集める事が出来なかった(笑)

実はこの発想にはモデルがある。トヨタ生産方式で産業界を活性化しようと言う趣旨のNPS研究会と言う組織が日本にある。異なる業種の会員会社が、チーム型のコミュニティを作り、一緒に生産改善をしている。

NPS研究会

私達は中国で生産活動をさせていただいている。仕事を通して中国人従業員の成長、自己実現を支援することにより、世界中の幸福総和を上げる。これにより自社の業績を上げる事が、私達の使命だと思っている。

TWI交流会により、志しを同じくする仲間が集まることができた。
今回は3社様の集まりだったが、最初の一歩を踏み出すことができた。
懇親会では20人近くの仲間とテーブルを囲み心が熱くなった。
懇親会中締め後も語り合い、気が付いたらレストランの従業員はすでに誰もいなかった(笑)

5年後には100人規模の交流会を開催する事を目標に、これからも頑張って行くつもりだ。


このコラムは、メールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】に掲載した物です。
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【中国生産現場から品質改善・経営革新】

第一回TWI成果発表交流会

 9月18日に第一回TWI成果発表交流会を開催した。
今年3月から、TWI-JI導入サポート、TWI-JI公開研修を開催して来た。
半年間の活動成果を発表し交流するのが狙いだ。

TWI-JIとは作業員に対する仕事の教え方を定型化した現場監督者技能のことだ。
教える内容、教え方を定型化することにより、人に依存せずに、いつでも再現可能になる。

以前生産委託先を指導していた時にこんなことがあった。
検査工程がネックになっており、製品が停滞する。このまま放置すれば、未検査品が下流工程に流出しかねないと考え、検査作業を観察した。その結果ムダな作業動作が多い事に気が付いた。作業方法を変更すれば、サイクルタイムが短縮できる。
班長を呼んで変更した作業方法を検査員に教える様にお願いした。班長は一生懸命教えてくれたのだが、作業員が教えられた通りに作業が出来ない。ついに班長が怒り出し、作業員が泣いてしまうと言う最悪の事態となった(苦笑)
この状況に気が付いた組長が教え直し、検査工程はスムーズになった。
この時の経験で、人に教えると言うのは個人のスキルに依存する技能だと感じた。誰でもが教えられる様に、教える方法を標準化する事の重要性に気が付いた。

当時は山本五十六の教授法を参考にし、我流の8ステップの教授法を考えた。
その後TWI-JIでは四段階教授法を使っている事を知り、8ステップよりずっとスマートだと感じた。
そんな経緯があり、TWIを勉強した。直接中国人監督者に教えられる様に、助手に日本産業訓練協会の公認トレーナーの資格を取得してもらった。

第一回目のTWI成果発表交流会では、3社から成果発表をしていただいた。
成果発表の一部をご紹介したい。

  • 3台の設備を使う多工程持ち作業への適用
    それぞれの設備のサイクルタイムが異なっており、手待ちになるのを恐れる作業員は、毎回違う作業手順で作業をしていた。この工程の作業分解をして標準作業を決めTWI-JIにより作業指導をした。その結果手待ち時間が見える化され、改善の対象が明確になった。現在手待ち時間を減らす活動を実践している。
    そして、サイクルタイムが明確になった事により安全在庫の削減にまで活動が拡大している。
  • 切断作業の効率向上
    従来2台の切断設備を2人で作業していた。作業分解を実施する事により、2台の設備を1人で作業出来る様になった。しかも作業に習熟する期間を30日から7日に短縮出来た。
    今後はTWI-JIによる指導の機会を増やしたい。新入社員研修、職場異動研修、多能工化研修ばかりでなく、作業効率が平均より20%下回ったときも再研修することにした。
  • 導入してから6年目の活動報告
    中国にTWIが持ち込まれたのが2008年、公認トレーナの教育プログラムが開始されたのが2009年なので、中国でもっとも古株のTWI活用企業の活動経緯は参加者に大きな感銘を与えた。
    現在はTWI-JIは間接部門にも展開され、全社で活用している。
    活動の結果2010年との対比で、生産性は1.6倍、工程内不良は1/3以下になっている。離職率も半減した。

これからTWIを導入しようと考えている参加者からは、

  • 教え方を標準化しただけで生産性や品質がよくなると分かっていなかったので、違う活動の報告発表を聞いているのではないかと思ってしまった。
  • 自分たちの改善活動は10%、20%の改善を目標にしているのに、今日の発表では50%、80%の改善が当たり前の様に報告されているのに驚いた。
  • 発表の中に、外観検査員へのTWI-JI指導による教育訓練期間の事例があったが、自社も外観検査工程があり、参考になった。

等の感想が上がった。

  • 導入時に社員の抵抗はなかったか?それをどう克服したか?
  • 資料作成に時間がかかるが,どう克服したか?
  • 導入後長く継続しているコツは何か?

等々、実際に苦労している実践者同士の交流は意義があったと思う。

この様な交流会により、活動推進者のモチベーションを上げる、同じ様に努力している他社の事例からヒントが得られる、など仲間同士で切磋琢磨して成長することができるだろう。

今後も半年に1回交流会を開催し、TWI導入成果をより上げるお手伝いをしたいと考えている。

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TWI-JR公開研修

TWI公開研修は、TWI-JI(仕事の教え方)に加えてTWI-JR(人の扱い方)の研修を交互に開催しています。

現場では日々以下の様な問題が発生しています。
・現場の作業員が、連絡せずに突然休んでしまう。
・危険作業を注意しても、改めない。
・気持ちにムラがあり、作業効率が安定しない。

経営者・経営幹部であるあなたが、直接作業者に指導する訳には行きません。
この様な現場の問題を解決しなければならないのは、現場の監督職です。
しかしこれらの問題は、一番管理が難しいと言われる、人を扱う問題です。
人は一人ひとり違っています。画一的な対応では解決出来ません。
しかもそれを現場の監督職が対応しなければならないのです。

対応を間違えば、作業員は辞めてしまう。最悪の場合ストライキに発展する事もありえるでしょう。

では現場の監督職の皆さんに、十分な教育が出来ているでしょうか?
「人の扱い方」をどう教育したら良いか?
相当ハードルが高い課題ではないでしょうか?

TWI(企業内訓練)には4つのカテゴリーが有ります。

TWI-JI:仕事の教え方
TWI-JR:人の扱い方
TWI-JM:改善のやり方
TWI-JS:安全作業のやり方

上記の課題はTWI-JRで解決することができます。
TWI-JRは人の扱い方を、四段階のステップに分解して教える手法です。

現場で発生する人に関わる問題を解決する。人との関係を良くするための基本心得を身につけ、問題の発生を未然に防ぐ。
現場の監督職の皆さんにこの様な能力を身につけていただくのがTWI-JRです。

弊社は、定例で現場一線の監督者に対しTWI-JRの公開研修を開催します。

現場監督者にTWI-JRの研修を受けさせ、その効果を試してみたい。
経営幹部、管理者に研修を体験させ、社内への展開の参考にしたい。
既にTWI-JRを導入しており、社内トレーナーの人員を増やしたい。

この様な経営者様のご要望に応える為に開設した公開研修です。

日本産業訓練協会の公認トレーナ(中国人)が、2日間で御社の監督者にTWI-JR「人の扱い方」の技能を伝授します。

■□ TWI-JR公開研修 □■

テーマ:監督者研修「TWI-JR 人の扱い方」
対象:作業員に作業指揮・指導をする監督者
   TWI-JRの効果を体感したい経営幹部、管理職
講師:TWI-JI/JR公認トレーナー 向三元
日時:二日間 9:00〜16:00(開催日は下記参照)
場所:東莞市莞城区東城西路181号金澳大厦二期502室 弊社オフィス
募集人数:8人
料金:2,400元/人
  (研修費、テキスト代、公式修了証、昼食、発票が含まれます)

研修は中国語で行われます。

カリキュラム概要

一日目
09:00~12:00 TWIの沿革及びニーズの紹介
         監督者の意味
         監督者に必要な五つの条件
         人の扱い方に関する監督者の問題
         監督者の責任
         人との関係をよくするための基本心得
         個人図
         例、李明の問題、四段階法の紹介
         問題の定義、発生の形態
         カードの配布及び説明
         四段階法及び四つの基本心得
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 事実をつかむ事例(第一段階):張強の問題
         言い分や気持ちのつかみ方
         受講者の問題演習の要求及び説明
         四段階法の復習、医者が患者を診断する場合
         よく考えて決める事例(第二段階):古参者の問題
         よく考えない場合の結果
         受講者の演習1
         一日目のまとめ
二日目
09:00~12:00 一日目の復習
         第三,四段階の事例:女子監督者の問題
         変更の影響
         受講者の演習1
12:00~13:00 昼食
13:00~16:00 受講者の演習2
         受講者の演習3
         受講者の演習4
         受講者演習のまとめ
         受講者の感想
         監督者と部下以外の人との関係
         全体のまとめ

【2017年TWI-JR公開研修開催日程】

第六回:3月21、22日
第七回:7月18、19日
第八回:11月21日、22日


お申し込みは下記のフォームより御願いします。

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