チーム型コミュニティで成長


 今週のテーマに書かせていただいた様に、TWI成果発表交流会を開催出来た。
お手伝いしているお客様と1対1の関係を個別に作るのではなく、お客様同士がチームの様に一緒に切磋琢磨しながら成長して行く。この様なコミュニティを作るのが、独立以来の夢だった。11年目にしてようやく実現出来た。

以前メルマガに書かせていただいた事があるが、チームとグループの違いを私は次の様に定義している。
「チーム」とは、目的と理念を共有しチームへの貢献をコミットしたモチベーションの高い組織。
「グループ」とは、時間と場所を共有しグループへの帰属をコミットしたテンションの高い組織。

「旅」をテーマとすれば、コミックの麦わら海賊団は「ワンピース」を得る事を目的とした「チーム」であり、団体旅行に集まる人々は「グループ」だ。

改善活動を通して人財育成をするために、異業種でチーム型コミュニティを作り、メンバーが相互に切磋琢磨しながら改善を進めるすると言うプログラムを作ったが、参加企業様を集める事が出来なかった(笑)

実はこの発想にはモデルがある。トヨタ生産方式で産業界を活性化しようと言う趣旨のNPS研究会と言う組織が日本にある。異なる業種の会員会社が、チーム型のコミュニティを作り、一緒に生産改善をしている。

NPS研究会

私達は中国で生産活動をさせていただいている。仕事を通して中国人従業員の成長、自己実現を支援することにより、世界中の幸福総和を上げる。これにより自社の業績を上げる事が、私達の使命だと思っている。

TWI交流会により、志しを同じくする仲間が集まることができた。
今回は3社様の集まりだったが、最初の一歩を踏み出すことができた。
懇親会では20人近くの仲間とテーブルを囲み心が熱くなった。
懇親会中締め後も語り合い、気が付いたらレストランの従業員はすでに誰もいなかった(笑)

5年後には100人規模の交流会を開催する事を目標に、これからも頑張って行くつもりだ。


このコラムは、メールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】に掲載した物です。
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