月別アーカイブ: 2022年3月

巧妙な手口、中国模倣品 政府と業者「いたちごっこ」

 長年、模倣品大国と言われ続けてきた中国。「世界の工場」で磨き上げた製造技術は、今や本物と区別がつかないほど精巧な模倣品を生み出す。価格は正規品より圧倒的に安く、海外にも流れ出る。中国政府は摘発を強化するが、模倣品業者の手口は巧妙化、いたちごっ
探偵に同行、最前線を歩いた。

日本経済新聞電子版より

 友人に中国で知財権の仕事をしている人がいる。その内一人は女性ながら、ニセモノ工場に摘発のために乗り込んだりすると言っていた。さすがに前面に出て摘発するのは、商工局の職員だが。

中国のニセモノには「ただのニセモノ」と「ホンモノのニセモノ」がある。

ただのニセモノは、いわゆるニセモノだ。例えば、中国の文具店で売っているホワイトボードマーカは「ゼブラ」を書いてあっても、ほとんどがニセモノだ。一見ホンモノそっくりに出来ているが、仔細に見てみるとペン軸に書いてある説明文がおかしかったりする。
ホワイトボードマーカは本体がプラスチック成型で出来ているので、模倣が比較的簡単だ。同じくゼブラの製品でも、銀色や白色の油性マジックは本体がアルミの絞り加工で出来ている。これは簡単には真似できないらしく、ペン軸の途中に段が付いていたりする(笑)

もう一方のホンモノのニセモノとは、OEMでホンモノを委託生産している工場が同じ材料で生産したモノを裏口から出荷する製品だ。支給材料をちょろまかし、余分に生産した製品を横流しする。
アパレルメーカーなどは、ブランド名が入ったタグを支給し、その数量を厳格に管理している。アパレルメーカで、タグの出庫作業を人手で員数確認しているのを見て、これが委託先工場からのニセモノ流出防止だと理解した(笑)
ちょっと頭の良い経営者ならば、製品を横流しして得る利益よりも。顧客の信頼を失なう損失の方が大きい事を知っている。しかし現場の人間が、目先の金欲しさに悪さをする事はあり得る。

金儲けだけが目的の人達には、手っ取り早くニセモノを作るのが近道に見えるのだろう。生産委託工場でなくても、3Dスキャナーがあれば設計図は手に入る。
普通の技術では加工できない、機能を実現するメカニズムがブラックボックスになっている、などの工夫をしておかなければ真似をされてしまう。

中国で科学玩具を作っている友人は、部品ごとに違う工場に発注する、一つの部品でも工程ごとに工場を変える、組み立て工場には部品の発注をさせない、等徹底的にニセモノ対策をしていた。彼によると日本の国内企業にも裏切られた経験が有るそうだ。

いずれにせよ、日本も先進国の製品を模倣するところから始めている。
中国も同じ様な道を進んでいるだけかもしれない。日本と違うところが有るとすれば、ディジタル技術で模倣の閾値が下がっているところだろう。日本が模倣していた時代は、模倣する事で技術に磨きがかかった。


このコラムは、2015年2月23日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第412号に掲載した記事です。

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田んぼでも証明されたトヨタ式、「豊作計画」の実力

 暑い日も寒い日も田んぼで農作業の助手をしながら、現場で親睦を深め、現地現物で農業を体感。やがて「カイゼン」の勘所をつかんでいった――。
農業と製造業。一見、共通点がなさそうな二つの産業だが、必要な作業を複数の工程としてきちんと定義すれば、トヨタ自動車のカイゼン手法を農業にも施し、作業の無駄を省くことができる。本記事は、このことを実証してみせた一人のトヨタマンの奮闘記である。

日本経済新聞電子版より)

 水田でトヨタ生産方式?と思われた方も多いだろう。しかしこの記事で紹介しているのは、モノ造りそのものではなく、モノ造りを支援するITシステムの話しだ。

トヨタには「マル書いてたってろ」と言う言葉が有る。生産現場の床にマルを書いて、そのマルの中に立って一日現場の作業を観察しろ、と言う意味だ。
田んぼにマルを書いたかどうかは分からないが(笑)まずは、現場を理解する事から改善は始まる。当然と言えば当然だが、往々にして過去のデータなどの分析を現場より優先したりする。

システム開発は、開発仕様を決定する際に顧客とミーティングを重ね、仕様を固めて行く。会議室で仕様が決まって行く訳だ。現場、現物、現実主義の観点から言えば、これでは駄目だ。

大雑把に言えば、システムとはデータを取り込み、そのデータを加工し、現場に有益なデータを出力する仕組みだ。この様な仕組みを作るのに、現場を見ずに仕様を決定して良いシステムになるとは思えない。

現場のどこでどんなデータが発生し、そのデータはどういう意味を持っており、そのデータをどう加工すれば、作業が改善出来るか考える。こういう工程は、現場でやらねば駄目だ。

顧客のシステム担当者から情報を聴取しても、担当者の理解以上の情報は手に入らない。改善は出来ても改革は不可能だ。なぜなら、社内や業界の人間の考えが及ばない改善をして初めて、改革と言えるからだ。

一見効率が悪い様にも見えるが、現場を理解する事に時間を割く事が重要と考えている。

現場で改善をしている人間にとって、現場から学ぶ事は多い。

もう一つトヨタのシステム屋さんから教わったことがある。
業務用のシステムを作る際に、その業務の「本質」を見極める事が重要だ。なぜならば、今の業務をそのままシステムにしてしまうと、すぐにシステムが陳腐化してしまうからだ。システムを作り込む時には、変わらない「本質」を作り込み、改善により変化してしまう手順などは柔軟性を残しておく。この様に考えると、システムのメンテナンスが容易になる。


このコラムは、2015年3月2日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第413号に掲載した記事です。

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副操縦士「皆が私の名を記憶することになる」 独機墜落

 フランス南東部での旅客機墜落で、独紙ビルトは28日、意図的に墜落させたとみられる副操縦士と以前交際していた女性のインタビューを報じた。それによると、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は「自分はいつかシステムを大きく変え、皆が私の名を記憶することになるだろう」と述べていた。仕事の待遇への不満や将来への不安ももらしていたという。

 副操縦士のかかりつけの医師が精神疾患で長期の治療を勧めていたとの報道もある。独検察当局は家宅捜索で診断書を押収しているが、病名は明らかにしていない。

全文はこちら

(日本経済新聞電子版より)

 山腹に向って一直線で降下して行った異常な飛行に多くの疑問を持った。副操縦士が故意に墜落させたのではないかとの疑念が高まっている。報道により徐々に事故の概要が見えて来た段階で、1982年に発生した「羽田空港逆噴射事故」を、多くの方が想起されただろう。機長が着陸時に逆噴射により、羽田沖に機体を墜落させた事故だ。

旅客機事故を詳しくウォッチしている訳ではないが、「逆噴射事故」以来乗務員の精神状態異常による事故は、今回が初めてではないだろうか?
旅客機事故による影響は、自動車事故の100倍以上となる。従って航空会社は他社の事故であっても、再発防止に真剣に取り組んでいるはずだ。別の記事によると、JALもANAも定期健康診断で乗務員のメンタル面を把握しているそうだ。

ボイスレコーダーの記録によれば、コックピットから閉め出された機長が扉を蹴破ろうとしている。当然前列に着席している乗客にはこの光景が目に入っていたはずだ。想像を絶する恐怖の中で、機体は山腹に激突したのだろう。

度重なるハイジャックにより、コックピットの扉は外からは開かなくしている。今回はこれが裏目に出た。しかも新しい機材は、航空機関士の乗務が不要だ。コックピットは機長と副操縦士の二名のみになる。どちらかに異常が発生した時に、一人で対処しなければならない。異常行動を制圧し、危険回避をする事になる。

この事故の後、航空会社各社は新たな再発防止をすることになるだろう。

工場の経営も同様に、他社の事例から学び事前に再発防止を実施しておかねばならない。業種、業界を越えて学ぶ事はあるはずだ。例えば、他社で発生した労働争議の原因を知れば、予防対策が出来るはずだ。


このコラムは、2015年3月30日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第417号に掲載した記事です。

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学のある人とは

xiàyuē:“xiánxián(1)(2)shìnéngjiéshìjūnnéngzhìshēnpéngyǒujiāoyánéryǒuxìnsuīyuēwèixuéwèizhīxué。”

《论语》学而第一-7

(1)贤贤:賢者を尊重する。
(2)色:換える、もしくは軽視する。

素読文:
子夏しかいわく、“けんけんとしていろえ、父母ふぼつかえてはちからつくし、きみつかえいたし、朋友ほうゆうまじわり、いてしんらば、いままなばずといういえも、われかならこれまなびたりといわん。”

解釈:
子夏曰く:“美女を慕うより賢者を慕い、父母には一生懸命尽くし、命がけで君主に仕える、友人と交わっては信義に違わない。そんな人は世間で無学と言われようが、私は識者だと考える。”

真の識者とは高学歴者・知識人ではなく、父母に尽くし、君主を命がけで支え、友人との付き合いに信義を忘れない。
こういう人を「学」のある人だと、孔子の弟子たちは考えていたのでしょう。

「ご迷惑をかけて、申し訳ない」読者様の声から

先週も読者様からコメントをいただいた。
いつもアンケートメールを送っていただいているS様からだ。

私は中国の企業の方と仕事上のつきあいがありますが、個人主張(私は悪くない)という反応が多々あります。
ご迷惑をかけて、申し訳ないというような回答はなかなか引き出せません。
これは、どこも同じでしょうか?

中国の工場や中国人と一緒に仕事をした事がある方は、S様のご意見に今深くうなずいておられるのではないだろうか(笑)
このメルマガでも「言い訳」について取り上げた事がある。

まずは自分が悪くないということを主張する、というのが中国人たちの習性のようである。

ところで翻って「ご迷惑をおかけして、申し訳ない」というメンタリティについて考えてみよう。こういう気持ちがすっと自然に出てしまうのは、日本人特有のモノではなかろうか?
単一民族の国であるからこそ、相互の信頼関係が前提としてあり、先に申し訳ないといってしまうメンタリティが出来上がっているのだろう。

米国では「I’m Sorry」というと自分に責任があると認めたことになるので、あまり謝らないと聞いた事がある。多民族の国家であるがゆえに、まずは良い悪い、どこに責任があるのかということを明確にする必要があるのであろう。異質社会ではまずは「ルール」が優先する。

中国も同様に多民族国家である。同じ漢族同士でも出身の省が違うとまるで違うと思ったほうが良い。更に優先すべき「ルール(法律)」が未整備であったり、未成熟なのでなおさら「自分は悪くない」ということを主張しなければならなくなる。

日本では先に良い悪いを議論してしまうと角が立つ、均一な社会なのでまずは調和を重んずる。

こんな考察をしてみると、日本人のメンタリティの方が特殊なのかもしれない。


このコラムは、2008年4月21日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第30号に掲載した記事です。

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生産ラインの構築・改善

先週は友人のコンサル会社オフィスにお邪魔した。
自分たちが中国で工場を設立・操業しており、そのノウハウを提供するコンサル業務をしている。

予定外ではあったが、車で移動しその工場を見せていただいた。板金加工工場で、メタルフレームの組み立てまで取り込んでおられた。

工程を見ただけで、経験のある日本人が指導した工程だとわかった。
聞くところによると顧客の生産技術者の指導を受けたそうだ。顧客の指導で組み立てラインを立ち上げ、応用できるところは板金加工工程にも展開したと言う。

物を流す方向を変えるだけで組立作業が改善できますよ。と指摘したら「あっ!」と即座に理解された。

外部の人間だと何も思い入れがないので一瞬で見えることが、意外にも自分たちで改善を重ねたラインでも毎日見慣れてしまうと気がつかない事があるものだ。


このコラムは、2008年7月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第41号に掲載した記事です。

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【中国生産現場から品質改善・経営革新】

データは4K

 元々労働条件の悪い企業を指す言葉、キツイ・キタナイ・クライ・キケンを4K企業と言っていた。

しかし昨年12月22日の朝日新聞「かたえくぼ」に
 「データ管理は4Kで」隠す・消す・書き換え・黒塗り    ーー各省庁
と言う秀逸な風刺が出ていた。

掲載時期から判断すると、国土交通省の基幹統計データの書き換えを風刺したものだろう。

また企業の検査データの捏造も何度も報道されている。
この手の不正は一度手を染めてしまうと止めることができない。組織ぐるみで
不正を継続する事になる。

そこで私も検査データ管理の4Kを発表したい。
「確実に・潔白に・機密なく・個別に・公開する」

確実に:検査は正しい方法、機材、タイミング、判定基準で行う。
潔白に:データは誰からも疑問を持たれないように条件、測定者などを明確に。
機密なく:データの取り方、保管の仕方に機密なく。
公開:必要があればいつでも公開できるようデータを管理する。
こう言う姿勢で臨めば、後悔することはないだろう。

あっ、5Kになってしまった。
「検査データの4Kで後悔なく」と言う事にしましょう。


このコラムは、2022年1月26日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1246号に掲載した記事です。

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NC加工の大衆化

 100号の「続・道具に神が宿る」に対して読者様からこんなメッセージをいただいた。

☆O様のメッセージ
(今回のメルマガ大変面白かったので長文の感想を書きました)
中国でも昨年までは、華南を歩けばこうした日本ものづくり業界OBのかたがたに出会ったりしたものですが、昨秋からの不景気で真っ先に契約打ち切り~帰国というパターンが多かったような気がします

>加工機のNC化により一定レベルのモノ造り能力は
>「大衆化」してしまった。

確かに!
最近のアップルのノートPC。NC加工によるアルミの削り出し。此れには腰を抜かし。思わず一台買ってしまいました。まさにNC大衆化恐るべし。。。です。

Appleのこの目の付け所の見事さにはただただ脱帽です。ノートPCにアルミの削り出し。
NCですから、セッティングさえ間違わなければ歩留まり100%ですよね。NC大衆化恐るべしです。
是非 MACのノートお店で表と裏全部見てください。思わずうなり声が出ますよ。

(林のコメント)
アルミダイキャストの制度がいい加減でもNC加工をしてしまえば問題なくなる。当然プラスチックモールドでノートPCの筐体を作るよりはコストがかかる。しかしAppleが大切にしている「所有する喜び」「モノの質感」に対しては徹底的にコストをかけるのが正解だと思う。

「顧客価値感」には徹底的にコストをかけ、製品付加価値を上げる。没個性の規格大量生産品が売れなくなっているマーケットで勝ち残るモノ造り戦略だ。

実は私は元Apple教徒だ。
日本の自宅にはApple][eを始め、歴代のMacが余生を送っている。
さすがにMacのお姉さんである「Lisa」はないが、代わりに亡き愛犬の名前が「Lisa」だった(笑)


このコラムは、2009年6月8日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第101号に掲載した記事です。

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現場主義

 先週ある方からサンプルと図面をいただき、生産性を25%上げたいからLCA(ローコストオートメーション)を考えてみて、と依頼された。

現場主義を標榜している私としては、まず現場を見せていただくのが原則だ。とはいえまずはお預かりした作業を撮影した動画、部品の梱包状態の写真、現物サンプル、作業指示書などをじっくり分析してみた。

これらの資料を見る限り、作業改善だけで25%は楽に改善できると判断した。LCAを導入するのならば、単位時間の生産数量を25%アップと同時に作業員を半分にするレベルを狙える。

現場に行かなくてもここまでは分かるが、これは「現場主義」がたんなるお題目だということではない。
今までに現場主義で幾つもの現場を見てきたからここまで分かったのだと理解している。
更にこの改善を実施に移すには、やはり現場を見なければならない。


このコラムは、2008年11月17日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第63号に掲載した記事です。

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事、人、時

yuēí:“dǎo(1)qiānshèngzhīguóí(2)jìngshì(3)érxìnjiéyòngéràirén使shǐ(4)mínshí(4)。”

《论语》学而第一-5

(1)道:導く
(2)千乘之国:大国(戦車が千台もある様な大国)
(3)事:国の使役
(4)时:時期(例えば農閑期)

素読文:

いわく:“せんじょうくにおさむるには、ことけいしてしんあり、ようせっしてひとあいし、たみ使つかうにときもってす。”

解釈:

孔子曰く:“千乗の大国を治める秘訣は「事」「人」「時」だ。すなわち事にあたっては民の信頼を得る事。民を無闇に使役せず愛する事。使役をする場合は農繁期を避ける事。”

国を治める場合だけではなく、組織の運営も同じく「事、人、時」を忘れてはなりません。