毎週配信しているメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】で従業員のモチベーションに関するテーマを、しばしば語っている。以前毎月開催していた「人財育成勉強会」も、従業員のモチベーションをいかに上げるかがテーマだった。
生産性も品質も、小手先の技術でも改善は可能だ。しかしその改善を継続させるためには、メンバーのモチベーション、貢献意欲を高める事が重要だ。技術的な側面が足りていなくても、モチベーションや貢献意欲から生まれる情熱で十分に補うことができる。技術的に優れていても、モチベーションが低ければ行動を起こさない。
成果は全て、行動から生まれる。頭の中だけで完結する成果などない。
どんなに素晴らしい商品企画や販売戦略を考えたところで、行動しなければ、何ら成果は生まれない。
行動を起こす原動力が、モチベーションや貢献意欲だ。
そんな事をずっと考えている。
ここ2,3年ほど注目しているのが原田燎太郎氏だ。
彼は、異郷異文化の中国で、ハンセン病隔離村の支援活動をしている。
家族からも見捨てられた孤独感、周りの人々からの差別に苛まれ、隔離された場所でひっそりと人生が終わるのを待っている元患者達をサポートしている。
彼のモチベーションや貢献意欲はどこから来るのか?
彼が組織している「家(JIA)」に参加する学生ボランティアのモチベーションや貢献意欲はどこから来るのか?
そして彼らボランティアの支援活動で、絶望の中に暮らしていた元患者達も行動を起こしている。
原田氏や「家(JIA)」に集まるボランティア達のモチベーションの源泉を見つけることができれば、多くの経営者が抱えてる問題は即座に解決するはずだ。
実は、運営のお手伝いをさせていただいている東莞和僑会の定例会に原田氏をお呼びし、講演とパネルディスカッションで、モチベーションの秘密を解き明かそうと企てた(笑)
定例会での議論は東莞和僑会のホームページに記録した。ご参照いただきたい。
このコラムは、メールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】に掲載した物です。
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