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TWI導入サポート

標準作業要領は決まっているが、標準作業指導法は決まっていない。
設備には取扱説明書があるが、個々の作業者には取扱説明書はない。
そのような現場で、監督職は毎日生産目標、品質目標を達成するよう仕事をしています。

ロボットや設備は、同じ操作をすれば同じ結果が返ってきます。
しかし人間には複雑な感情があるがゆえに、同じやり方で同じ結果は得られるとは限りません。

工程を細分化し、単純作業を人海戦術で行うモノ造りをしていた頃と比較すると、現場監督職に要求される能力は格段にレベルアップしています。

日本では、終戦後米国から導入されたTWI(企業内訓練)により、製造現場の監督職のレベルアップを図ってきました。それが戦後の焼け野原から、「モノ造りニッポン」と呼ばれるまでに成長する原動力だったと言ってよいでしょう。

TWI-JI(仕事の教え方)を導入することにより、作業者への指導方法が標準化し、誰が教えても、誰に教えても、いつ教えても同じ結果が得られるようになります。その結果作業のバラツキを抑え、品質、生産性のばらつきを抑えることができます。

TWI-JR(人の扱い方)を導入することにより、職場の人間関係が改善し、コミュニケーションが活発となり、職場環境が改善され、従業員のモチベーションが上がります。

弊社では、2015年よりTWI導入支援のサービスをご提供しています。
日本産業訓練協会の公認トレーナー(中国人)が、直接御社の中国人監督職にTWIの訓練をします。また中国の生産現場指導歴20年の現場改善コンサル(日本人)も生産現場でアドバイスを差し上げます。

  • TWI導入キックオフ
  • TWI-JI/TWI-JR10時間研修:2日間に分けて実施
  • TWI-JI現場指導:1日
  • フォロー:オンラインサポート(半年)

各社のTWI導入の成果発表会を開催します。
他社との交流で、推進メンバーのモチベーションアップを目的にしています。

第一期、第二期のTWI導入サポート企業様の成果発表会
第一回TWI成果発表交流会
第二回TWI成果発表交流会
成果発表交流会では、既にTWIを導入し成果を上げている先輩企業様、同時期にTWIを導入した仲間の企業様との交流で、TWI推進者のモチベーションが大いに盛り上がりました。
弊社のTWIサポート企業様は、交流会メンバーとして今後開催するTWI成果発表交流会にもご参加いただいています。

TWI導入サポートは、TWI-JI(仕事の教え方)コースとTWI-JR(人の扱い方)コースの2プログラムが有ります。

indexTWI導入サポート TWI-JIコース

  • 新人の作業ミスによる不良問題がしばしば発生する。
  • 新人をラインに投入すると、生産量が下がってしまう
  • 作業員の流動性が高く、新人の教育訓練の効率を上げたい。
  • 多能工育成が課題になっている。
  • 優秀な現場ライン長が離職すると生産が混乱してしまう。

このような問題や課題をお持ちの企業様に、TWI-JIの導入を提案いたします。
TWIとは(Training Within Industry)の略で、現場リーダの作業指導能力を高めるためのシステム的なアプローチの事を指します。
日本では戦後間もなく導入され、日本産業訓練協会が中心となり日本全国で指導をしています。弊社の日本産業訓練協会認定トレーナーが御社のTWI導入のお手伝いをさせていただきます。

TWI-JIについてはこちらもご参考にしてください。
「TWI-JI」仕事の教え方

詳細の日程は以下の通りです。

  • 1日目(半日):弊社会議室(東莞市莞城区)
     TWIの歴史
     TWI導入の意義
     TWI導入の目的
     TWI導入成功のために考えるべき事
     TWI-JI/TWI-JRの具体的内容
     導入先行企業の事例

    対象:経営者様
  • 2日目(全日):お客様工場
     TWIの沿革と紹介
     監督者の意味と必要な五つ条件
     不完全と正確の指導方法
     四段階法
      受講者実例の演習
     作業分解の学習
      受講者実例の演習
     一日のまとめ

    対象:作業員を直接指導する現場監督者
  • 3日目(全日):お客様工場
     2日目内容の復習
     訓練予定表の学習
      受講者実例の演習
     受講者実例の演習
      受講者指導方法の演習
     特殊な指導方法
     摘要と結論、受講者の感想

    対象:作業員を直接指導する現場監督者
  • 4日目(全日):お客様工場
     監督者研修のフォロー
     現場指導(課題の抽出)

    対象:現場監督者
       管理職、経営者様のご参観を推奨
  • フォロー:オンラインサポート(半年)
  • 2018年12月(予定):TWI成果発表交流会
    (東莞にて開催します)

お問い合わせ、お申し込みは下のフォームからお願いいたします。
[contact-form-7 id=”1599″ title=”TWI導入サポート企業募集”]

送信後に「TWI導入サポート」と言う件名のメールが自動送信されます。万が一届かない場合は、迷惑メールフォルダーに入っていないか、登録したメールアドレスが正しいかご確認をお願いいたします。

indexTWI導入サポート JRコース

現場では日々以下の様な問題が発生しています。

  • 現場の作業員が、連絡せずに突然休んでしまう。
  • 危険作業を注意しても、改めない。
  • 気持ちにムラがあり、作業効率が安定しない。
  • 上司や会社に対して反抗的な言動をとる。

経営者・経営幹部であるあなたが、直接作業者に指導する訳には行きません。
この様な現場の問題を解決しなければならないのは、現場の監督職です。
しかしこれらの問題は、一番管理が難しいと言われる、人を扱う問題です。
人は一人ひとり違っています。画一的な対応では解決出来ません。
しかもそれを現場の監督職が対応しなければならないのです。

対応を間違えば、作業員は辞めてしまう。最悪の場合ストライキに発展する事もありえるでしょう。

では現場の監督職の皆さんに、十分な教育が出来ているでしょうか?
「人の扱い方」をどう教育したら良いか?
相当ハードルが高い課題ではないでしょうか?

この様な課題はTWI-JR(人の扱い方)で解決することができます。
TWI-JRは人の扱い方を、四段階のステップに分解して教える手法です。

現場で発生する人に関わる問題を解決する。人との関係を良くするための基本心得を身につけ、問題の発生を未然に防ぐ。
現場の監督職の皆さんにこの様な能力を身につけていただくのがTWI-JRです。

日本産業訓練協会の公認トレーナ(中国人)が、2日間で御社の監督者にTWI-JR「人の扱い方」の技能を伝授します。

キックオフ後、サポート企業様個別にTWI-JR導入支援、監督者に対する研修を実施します。

各企業様での約半年の導入成果を発表する交流会を来年1月に開催いたします。

詳細の日程は以下の通りです。

  • 1日目キックオフ(半日):弊社会議室(東莞市莞城区)
     TWIの歴史
     TWI導入の意義
     TWI導入の目的
     TWI導入成功のために考えるべき事
     TWI-JI/TWI-JRの具体的内容
     導入先行企業の事例

    対象:経営者様
  • 2日目(全日):お客様工場
     TWIの沿革及びニーズの紹介
     監督者の意味
     監督者に必要な五つの条件
     人の扱い方に関する監督者の問題
     監督者の責任図
     人との関係をよくするための基本心得
     個人図
     例、李明の問題、四段階法の紹介
     問題の定義、発生の形態
     カードの配布及び説明
     四段階法及び四つの基本心得
     事実をつかむ事例(第一段階):張強の問題
     言い分や気持ちのつかみ方法
     受講者の問題演習の要求及び説明
     四段階法の復習、医者が患者を診断する場合
     よく考えて決める事例(第二段階):古参者の問題
     よく考えないの結果
     受講者の演習1
     2日目の纏め
  • 3日目(全日):お客様工場
     2日目の復習
     第3,4段階の事例:女子監督者の問題
     変更の影響
     受講者の演習1
     受講者の演習2
     受講者の演習3
     受講者の演習4
     受講者演習のまとめ
     受講者の感想
     監督者と部下以外の人との関係
     全体の纏め
  • フォロー:オンラインサポート(半年)
  • 2018年12月(予定):TWI成果発表交流会
    (東莞にて開催します)

お問い合わせ、お申し込みは下のフォームからお願いいたします。
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QCC道場

index_sQCC道場の目的

中国工場の改善が進まない。
中国人現場リーダが自主的に改善できない。
日本人幹部が現場で指導しないと改善が進まない。
このような現状を打開するために、
中国人リーダを育成し、問題・課題発見能力、問題解決能力を高めたい。
中国工場の現場を指示待ち集団から考える軍団に変えたい。
このようなお考えの経営者様のために、QCC活動の実践指導を通して現場改善リーダの改善能力育成を目的とします。
QCC改善活動のレベルアップに最適。

index_sQCC道場の研修方法

クオリティマインドの研修会場に5、6社のQCサークルに集まっていただき、QCC問題解決の8STEPを講義をすると共に、実際に各サークルの活動テーマに合わせてQCC活動を実践指導します。

index_sQCC道場の研修効果

改善活動を実践することによる改善効果。
現場リーダの改善能力向上、改善意欲向上による社内改善活動の継続。
改善活動の継続による改善文化の構築。
他社のQCサークルと一緒に活動することにより、他社事例のベンチマーキング・ベストプラクティスが可能となる。
他社と一緒に活動することにより、活動のモチベーションが上がる。
改善リーダによりチームを作ることにより、研修後受講生が社内に戻り各々がサークルリーダとして改善活動を推進することを想定しています。

index_sQCC道場の日程(7日+発表会)

【1日目】講義・演習
講義・演習:

QCCの歴史
QCC活動の目的
QCC活動の応用
STEP1.テーマ選定

【この回で勉強するQC手法】

プロアクティブミーティング
マトリックス図

自主活動

テーマの設定

【2日目】講義・演習
自主活動の発表:

テーマの設定

講義・演習

STEP2.現状把握

【この回で勉強するQC手法】

パレート図
バラツキについて
工程能力指数(Cp,Cpk)
ヒストグラム
層別
アローダイアグラム

自主活動

現状把握
 


【3日目】講義・演習
自主活動の発表:

現状把握

講義・演習

STEP3.目標設定
STEP4. 原因の解析

【この回で勉強するQC手法】

ブレーンストーミング
親和図法(KJ法)
特性要因図
FTA(故障樹法)
連関図法
なぜなぜ5回

自主活動

目標設定
原因の解析

【4日目】講義・演習
自主活動の発表:

目標設定
原因の解析

講義・演習

STEP5.解決策の選定と実行

【この回で勉強するQC手法】

発想チェックリスト
系統図法
M-DM表
ABC分析
PDPC法

 

自主活動

解決策の選定と実行


【5日目】講義・演習
自主活動の発表:

解決策の選定と実行

講義・演習

原因分析・解決策の見直し

自主活動

原因分析・解決策の見直し

【6日目】講義・演習
自主活動の発表:

原因分析・解決策の選定と実行

講義・演習

STEP6.効果の測定
STEP7.歯止め
STEP8.反省と今後の取り組み

【この回で勉強するQC手法】

レーダーチャート

自主活動

効果の測定
歯止め
反省と今後の取り組み
発表準備


【7日目】講義・演習
自主活動の発表:

効果の測定
歯止め
反省と今後の取り組み
発表準備

講義・演習

発表練習

自主活動

発表準備

【8日目】成果発表会(半日)
成果発表会

成果発表
講評
審査結果の発表
表彰式

経営トップ、経営幹部も審査員として参加


index_s開催日程

第一期:2017年4月13日(木)より:開催済み
第二期:2017年9月7日(木)より:開催済み
第三期:2018年4月より:開催済み
第四期:2018年9月より:開催済み
第五期:2019年4月より開催:終了
第六期:2019年9月より開催:終了
第七期:2021年4月より開催:終了
第八期:2021年9月より開催:募集中

QCC道場をご紹介する動画を公開しています。

QCC成果発表交流会

2016年12月16日にQCC成果発表交流会を開催しました。
5チームのサークルから発表をいただき、50名弱の皆さんとその活動成果を共有しました。
その概要をご紹介します。

  • 検査課チームimg_1482s
    テーマ:完成品の運搬効率改善
    活動内容・成果:
    FQC検査時に完成品を運搬する無駄、完成品梱包箱を積み上げる重量物作業を改善するテーマに取り組み成果をあげた。

    • FQC検査を製造現場端で行うことにより、完成品梱包箱の運搬、開梱、再梱包作業をなくした。
    • 運搬台車を自作し、パレットへの積み替えをなくした。

    コメント:自部門の効率改善ばかりでなく、出荷品の保管方法を改善し、出荷作業も改善する素晴らしい活動であった。

  • 活力チームimg_1483s
    テーマ:投資効率450倍!生産性改善活動
    活動内容・成果:
    理論上の生産台数423台/日に対し300台/日しか生産できていない。営業の要求400台/日を目標にして改善活動。
    以下の改善を実施し、目標を達成

    • 作業員の目標意識の向上
    • ライン長の離席者補助の遅延をなくす
    • 作業員の離席管理改善
    • ロット切り替え時間の短縮
    • その他6項目の改善

    コメント:
    対象の生産ライン(U字セルライン)はラインバランス99%とというほぼ理想的なラインだが、理論通りの生産量が上がらない要因15個をあげ優先順位をつけて4項目の重点改善、6項目の改善を実施。
    テーマ選定、対策実施を優先順位をつけて活動できた。
    改善効果を他のセルラインにも展開し、歯止めもよく行っている。

  • 冲锋チームimg_1485s
    テーマ:I042不良率削減
    活動内容・成果:
    加工要因による不良(6.98%)の原因を洗い出し、対策を実施。
    不良率3.01%まで改善。
    コメント:
    サークルメンバーと部門長が問題点としてあげた項目を1項目ごとに議論し、「すぐやる」「今回はやらない」「QCCで解決する」に分類して活動テーマを決定している。このようなやり方により、会社方針、部門方針にマッチした活動が可能になる。
    特性要因図によりあげた不良要因を、EDS分析、FTIR分析などの科学的ツールを活用し検証している。
  • TEAM広東img_1486s
    テーマ:金型交換80%短縮
    活動内容・成果:
    段取り替え時間短縮活動により、金型交換時間81分→16分(80.2%削減)176分→35分(80.1%削減)することができた。これにより少ロット生産が可能となり、中間在庫が削減できた。
    コメント:
    「問題解決型」のQC活動ではなく、課題を設定し現状とのギャップを埋める「課題達成型」で活動すると、ストーリィの展開がスムーズになる。また中間在庫の削減も大きな成果(スペースの削減、運転資金の効率向上)になっているはずなので、成果にカウントするとなお良い。
  • 先鋒サークルimg_1489s
    テーマ:モータ絶縁不良の改善
    活動内容・成果
    工程内で発生した絶縁検査不良をゼロにする活動。6項目の改善対策を実施し、3ヶ月約90万個生産し絶縁不良ゼロを達成した。
    コメント:
    QCサークル活動を開始してまだ1年足らず。初めての活動で立派な成果をあげることができた。
    対策を検討するときは、発生原因と流出原因に分けて検討すると良い。
    絶縁不良の原因となる金属異物の発生を防ぐのが原因対策。金属異物を除去する、検査するのは流出対策。
  • 表彰式
    参加者の採点により、以下のサークルが表彰されました。

    優秀賞第一位:検査課チーム 発表テーマ:完成品の運搬効率改善

    qcc1

    優秀賞第二位:活力チーム 発表テーマ:投資効率450倍!生産性改善活動

    qcc2

    優秀賞第三位:冲锋チーム 発表テーマ:I042不良率削減

    qcc3

    優秀賞:TEAM広東 発表テーマ:金型交換80%短縮

    qcc4

    優秀賞:先鋒サークル 発表テーマ:モータ絶縁不良の改善

    qcc5

  • 懇親会
    成果発表交流会後の懇親会で、他社のサークルメンバーと交流できました。
    私は、「金型交換80%短縮」を発表したTEAM広東を派遣してくださった総経理から、こんな話を伺いました。
    金型交換時間が1/5になったことで、少ロット生産が可能になり、生産現場のスペースが節約できた。それ以外にも大きな成果があった。事例発表は成型部門のリーダが担当したが、日本語の通訳を後工程の組み立て工程のリーダが担当した。実はこの二人は仲が悪かった(笑)前後の工程には何かと確執があるモノだ。会社代表として二人が発表する事になり、発表練習でお互いの立場をより理解出来たようだ。特に通訳を担当したリーダが遅くまで練習しており普段とは違う一面を見ることができた、と総経理は話してくださいました。
    QCC活動には、サークルや職場のメンバーのチームワークや人間関係改善の効果があります。サークルや職場を超えて協力関係が構築されるのを、総経理は狙ったのかもしれません。

今回事例発表サークルを派遣してくださった企業様

QCサークル成果発表交流会

中国でQCサークル活動がうまくゆくのだろうか?と疑問を持っておられる方もあると思います。
しかし広東省では、毎年定例でQCサークル成果発表会が開催されています。
改革開放後に中国に進出した第一陣の日本電機業界の先輩諸氏がQCサークル活動を指導されたおかげです。
当時指導を受けた中国の若者たちが中心となり、QCサークル活動を継続しています。多分中国国内では、広東省がQCサークル活動の歴史が一番長いと思います。広東省質量協会主催のQCサークル成果発表会は、大手民営企業、国営企業などが多数参加しています。2016年第36回成果発表会には、253サークルが発表する大きな大会になっています。
私も以前参加したことがあります。多くのサークルが2日間で発表する熱気のある大会でした。しかし発表だけで質疑応答や講評はありません。もっとサークル同士の交流をするように、主催者側の友人にアドバイスしましたが3年間変化なく、以降成果発表会には参加していません(苦笑)

この様な経緯で、自社でQCサークル成果発表交流会を主催することにしました。

社外のQCサークルとの交流により、自社のQCサークル活動を活性化したい。
他社のQCサークル活動を参考にし、社内でQCサークル活動を始めたい。
QCサークル活動運営ノウハウなどを、他社の経営者と話し合いたい。

このような方は是非ご参加ください。

indexQCサークル成果発表交流会

日程:2016年12月16日(金)
   15:00~17:00 成果発表交流
   17:30~20:00 懇親会
場所:東莞市南城区ホテル会議室
会費:300元(発表者と弊社お客様は無料)

成果発表は中国語、日本語どちらでも構いません。
成果発表の通訳さんをお連れください。
(通訳さんの参加が困難な場合はご相談ください)

[contact-form-7 id=”1758″ title=”QCC成果発表交流会”]

第二回TWI成果発表交流会

4月15日に第二回TWI成果発表交流会を開催した。

弊社は昨年3月から、日本産業訓練協会認定トレーナによるTWI導入サポートをお客様にご提供している。
サポート企業様の成果発表と交流を目的に、定期的にTWI成果発表交流会を開催している。

第一回TWI成果発表交流会

第二回TWI成果発表交流会では、3社様から成果発表をしていただいた。
成果発表の一部をご紹介する。

■A社様

  • 導入サポートを受け4ヶ月の間に99件の作業分解を実施し、17部の作業標準を改善した。
  • TWI-JIの作業訓練手法を使って延べ153人に作業訓練を実施し、品質・生産効率の向上に貢献出来た。
  • 外観目視検査員の教育訓練に4時間かかっていたが3.3時間に短縮出来た。

■B社様

  • TWI導入後3年間で達成すべき目標を設定し活動している。
    目標:

    品質:顧客クレーム0件
    効率:50%アップ
    納期:遵守率100%
    安全:安全災害0件、設備故障0件

    1年目の成果:

    顧客クレーム1件
    効率10%アップ
    納期遵守率100%
    安全災害、設備故障0件
    その他教育訓練の時間が50%短縮出来た。
  • 指導員の審査を毎年12月に実施することにした。
  • 教育訓練技能を考課要件とし、昇格時要件とした。
  • 作業員への教育訓練により考課加点される。

■C社様

  • 組長は1件/週、段取り工は1件/2週の目標を設定し、191部の作業標準書作成を計画している。
  • 検査作業員の作業を毎日点検記録している。この記録により、作業員の再指導や作業方法の改善が出来る様になった。

また各社のメンバーと食事をしながらの交流会では、
4段階教授の際に、作業ステップの急所の説明が定型化してしまう。
検査作業の点検記録の方法。
など実践時の悩みや、工夫に関して議論が盛り上がった。
IMG_2787s

品質道場「QC七つ道具」

 QC七つ道具とは、特性要因図、グラフ、パレート図、ヒストグラム、チェックシート、散布図、工程管理図、層別の八つです。(最初は工程管理図はグラフの中に含まれていましたが、工程管理図が独立分家したため八つになっています)
品質関連ばかりではなく、企業活動で解析・分析が必要な場面、問題解決の場面で応用可能です。

例えば経営会議の資料、売り上げ推移、目標と実績の比較が数値で羅列してある。こういう資料を会議に配付されても、判断が出来ません。数値をグラフにすることにより、直観的に判断出来る様になります。

グラフで伝えたい内容によりグラフのフォーマットを変えなければなりません。
推移を見る時は折れ線グラフ、大小を比較する時は棒グラフと言う様に適切なグラフを選び何を伝えたいのかを明確にしなければなりません。

ある工場では、Excelのマクロを応用し、データを入れれば自動的にグラフが出て来る様にしてありました。グラフ作成の省力化には意味がありますが、職員はデータ入力のオペレータの役割しか果たしていません。職員がグラフを使いこなせるとは言えません。

品質改善をするために、不良を現象別に統計を取る。
計画生産を最適にするために、製品ごとの出荷量でABC分析をする。
こういう時に、パレート図が威力を発揮します。

中国人リーダに「パレート図を描けますか?」と聞くと全員描けます、と言います。しかし私の所で勉強した人以外で、ちゃんと描けた人はいません。
正しいパレート図はExcelのグラフ機能を応用すれば、簡単に描けます。

「道具」とは誰でも簡単に、同じレベルの結果を得られる様にするためのモノです。道具を活用することにより、節約した時間を「考える」事に振り向ける。
人間の最大の価値は、考える能力です。
QC七つ道具は、人間の価値を高めるための道具です。

今回のテーマが目指すのは、日本人または中国人指導者がQC七つ道具を十分活用し、QC七つ道具の利用方法、活用方法を部下に指導できるレベルにすることです。

演習ではExcel、Excelの分析ツールの使い方も指導します。

■受講対象
品質保証部、品質管理部または改善活動の指導者。
QC七つ道具を活用する方。部下に活用の指導をする必要がある方。

■プログラム詳細

  • 特性要因図
    実例の演習を通して、原因分析、問題解決に活用する方法を学びます。
  • グラフ
    表現目的に合わせた各種グラフの活用法を、実習を通して学びます。パレート図
    パレート図の応用、Excelを使った正しい書き方を学びます。
  • ヒストグラム
    Excelを使ったヒストグラムの書き方、ヒストグラムによる分布の判断を学びます。
  • チェックシート
    設備点検ばかりではなく、数値データの処理にも使えるチェックシートについて学びます。
  • 散布図
    散布図の作成から相関係数について学びます。
  • 層別
    層別による原因分析を実例で学びます。
  • 工程管理図
    工程管理図の活用方法について実例で学びます。
    (詳細は、品質道場「統計的品質管理(1)」にて)

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品質道場に関するお問い合わせ

品質道場「品質意識向上」

 私たちの社名「クオリティマインド」は、「品質意識」「品質第一の心」から来ています。

意識とは、状況・問題などのありようを自らはっきり捉えること、です。
意識を高めるためには、状況・問題を認識する知識と、状況・問題を捉えようとする意欲を高めることが必要です。

  • 品質マニュアルは完璧だが、しばしば品質問題が発生する。
  • 同じような品質問題がたびたび発生する。
  • 指示したことは一生懸命してくれるが、自ら考えて行動できない。

これらの問題を解決する方法は、いろいろあると思います。
しかし根本から解決し、日々発生する諸問題に自律的に対応できる組織を
作るためには、メンバーの品質意識を高めることが重要です。

品質意識の高い組織には以下のような特徴があります。

  • 組織内のコミュニケーション量が多い。
  • ミーティングでの発言が建設的かつ活発。
  • 頻繁に個人経験を共有する行動が見られる。
  • 一人ひとりに責任を持つことが要求されている。
  • 相互の仕事に関心を持っている。

■受講対象者
経営者、経営幹部

■プログラム詳細

  • 品質意識とは
  • 組織内に知識や知恵を蓄積する方法
  • 組織メンバーの意欲・士気を高めるメカニズム
  • 組織のベクトルを合わせる方針管理・目標管理手法

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品質道場に関するお問い合わせ

品質道場「工場監査」

 お客様の監査対応は、品質部門の仕事の中で、大きなウェイトを占めます。
同様に仕入れ先の品質監査も品質部門の重要な仕事です。このふたつは、監査を受ける側、実施する側の違いはありますが、基本は同じです。

顧客監査は、顧客に工場のファンになってもらう絶好のチャンスです。
営業マンが100回顧客を訪問するよりも、顧客に1度工場に来ていただく方が、効果的な場合があります。
残念ながらその逆もありえます。営業マンが100回顧客訪問をして良好な関係を作ったのに、たった1回の顧客監査で、ご破算になることもあります。

講師は、ソニー、松下、NEC、キャノン、エプソンなどの大手日系顧客、中堅日系顧客、米国、ドイツ、韓国、中国、台湾、シンガポール、マレーシア企業などの顧客監査を多数体験しています。
当時は、お客様を工場見学に連れて来たら、受注確定だと営業マンに豪語していました(笑)

協力工場、仕入先工場を監査する方はもっと多数訪問をしています。
顧客監査と、協力工場・仕入れ先の監査を両方合わせれば、延べ1000回以上になります。
その経験とノウハウを伝授します。

顧客監査により新規受注を獲得する。工場を優秀な営業マンにする。
仕入れ先品質監査により、品質損失を未然に防ぐ。
そればかりでなく、監査により生産現場のモチベーションを上げる。
そんなノウハウをお伝えします。

■受講対象者
経営者、経営幹部、品質部門の管理者

■プログラム詳細

  1. 工場監査の目的
  2. 工場監査の準備
  3. 書類監査
  4. 現場監査
    • 4Mによる着眼点
    • 5Sによる着眼点
    • 不良品の取り扱いによる着眼点
  5. 監査のまとめ
    • 監査指摘事項に対する改善
    • 報告書

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品質道場に関するお問い合わせ

品質道場「顧客クレーム対応」

 顧客で発生した品質クレーム対応は、品質保証部門の重要な仕事の一つです。
顧客クレームで顧客を失う、顧客クレームの対応で信頼を得る、天と地の差が出来ます。正しい対策を実施し、その効果の有効性をお客様に確信していただける様説明をしなければなりません。

また顧客クレームに対して正しい品質改善対策を実施しないと、品質コストばかりかかり、実効がない事になりかねません。例えば、顧客クレームの再発防止対策として、検査を強化すると言う対策を実施すると、検査コストが上昇します。

最善の方法は、顧客クレームが発生しない様に未然に対策をする事です。

品質不良対策から顧客への報告、未然対策への展開までを研修します。

■受講対象者
品質部門の管理者、リーダ

■プログラム詳細

  1. クレーム情報の把握
  2. 原因分析
    • 五ゲン主義
    • FTA
    • なぜなぜ5回
  3. 対策検討・実施
    • 対策実例
    • ポカよけ
    • 水平展開
  4. 未然防止対策
    • FMEA
  5. 報告書作成

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品質道場「問題解決手法」

 問題解決の第一歩は、正しく問題を定義する事です。
以前指導していた工場で、工場長が「顧客の注文が多すぎて、納期が間に合わない」とこぼしたことがあります。これは正しく問題を定義していません。
問題は「顧客の注文が多い」ではなく「生産能力が不足している」なのです。
この工場長さんは、うっかり愚痴ってしまっただけですが、現場のリーダクラスがこういう間違いをしていると、問題は解決出来ません。

ある業界の工場に行くと、皆さん完成品倉庫が狭いと言う問題で悩んでおられる。しかし問題を「完成品倉庫が狭い」としてしまうと、倉庫を広くする、外に倉庫を借りるなど投資や費用のかかる問題解決案しか出てきません。
「完成品が多すぎる」と問題を定義すれば、解決方法を見つけることができるはずです。

問題を正しく定義したら、本当の原因を見つけなければなりません。
往々にして、現象から見えている所で原因分析をしてしまい、真因にたどり着かずに対策を検討してしまう。

もっともよく見る例が、顧客不良に対し「作業員の人為ミス」が原因、対策は「作業員の再教育」と言う不具合対策報告書です。
作業員がミスをしたのだから、ミスをしない様に教育訓練をする、と論理的の様に見えます。しかし「人為ミス」と言うのは、「現象」なのです。人為ミスが発生する原因まで分析をしなければ有効な対策は見つかりません。

今回の品質道場では、問題解決のための手法を、演習を通して習得していただきます。

■受講対象者
品質改善、生産改善などの改善リーダ、改善プロジェクトを指導する経営幹部

■プログラム詳細

  1. 問題の把握
    • 問題の発見と特定
    • 現状調査
    • 原理・原則の理解
    • 解決課題の定義
    • 目標設定
  2. 原因分析
    • 五ゲン主義
    • PM分析法
    • なぜなぜ5回
  3. 対策の立案と実施
  4. 効果の確認と歯止め

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