100号の「続・道具に神が宿る」に対して読者様からこんなメッセージをいただいた。
☆O様のメッセージ
(今回のメルマガ大変面白かったので長文の感想を書きました)
中国でも昨年までは、華南を歩けばこうした日本ものづくり業界OBのかたがたに出会ったりしたものですが、昨秋からの不景気で真っ先に契約打ち切り~帰国というパターンが多かったような気がします
>加工機のNC化により一定レベルのモノ造り能力は
>「大衆化」してしまった。
確かに!
最近のアップルのノートPC。NC加工によるアルミの削り出し。此れには腰を抜かし。思わず一台買ってしまいました。まさにNC大衆化恐るべし。。。です。
Appleのこの目の付け所の見事さにはただただ脱帽です。ノートPCにアルミの削り出し。
NCですから、セッティングさえ間違わなければ歩留まり100%ですよね。NC大衆化恐るべしです。
是非 MACのノートお店で表と裏全部見てください。思わずうなり声が出ますよ。
(林のコメント)
アルミダイキャストの制度がいい加減でもNC加工をしてしまえば問題なくなる。当然プラスチックモールドでノートPCの筐体を作るよりはコストがかかる。しかしAppleが大切にしている「所有する喜び」「モノの質感」に対しては徹底的にコストをかけるのが正解だと思う。
「顧客価値感」には徹底的にコストをかけ、製品付加価値を上げる。没個性の規格大量生産品が売れなくなっているマーケットで勝ち残るモノ造り戦略だ。
実は私は元Apple教徒だ。
日本の自宅にはApple][eを始め、歴代のMacが余生を送っている。
さすがにMacのお姉さんである「Lisa」はないが、代わりに亡き愛犬の名前が「Lisa」だった(笑)
このコラムは、2009年6月8日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第101号に掲載した記事です。
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