人の能力は三段階に分かれるという。
- 言語化されていなくてもできてしまう
- 言語化され教えて貰えばできる
- 言語化され教えてもらってもできない
※出展を忘れてしまったが「ラクをしないと成果は出ない」日垣隆著だと思う。
1が天才、2が凡才(凡庸な人ではなく普通の人)3は愚才という分類で良かろう。
天才は何でも楽々できてしまう人ではない(と凡人の私は想像する)。
他人がうまくできていることを言葉を通さず理解できる。それを努力を通して自分のものにできる人を天才というのだろう。つまり暗黙知をそのまま理解し体現できる人。
人から教えられることは言語化され形式知となった事柄だ。形式知を与えれば努力を通して自分の能力とできる。このレベルが凡才となる。凡才は天才よりランクが一つ下がるように思えるが、必ずしもそうではない(と凡才の私は思慮する)。
なぜならば、天才は暗黙知をそのまま自分の暗黙知としてしまうため、他人に教えることができない。一方凡才は暗黙知→言語化のプロセスで形式知化しているので他人教えることができる。例えば超一流のスポーツ選手が超一流のコーチにはならないのと同じだ。
稀に天才で教え上手がいるかもしれないが、我々凡才が天才に勝るところは後進を育成するとことにある(と凡才の私は確信する)。
凡才万歳である。
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「天才と凡人の違い」
このコラムは、2021年1月15日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1085号に掲載した記事です。
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