周公谓鲁公(1)曰:“君子不弛(2)其亲,不使大臣怨乎不以(3)。故旧无大故,则不弃也。无求备于一人。”
《论语》微子第十八-10
(1)鲁公:伯禽。魯の初代君主。父は周王朝の周公旦。
(2)施:遠ざける。
(3)以:用いる。信任する。
素読文:
周公、魯公に謂いて曰く:“君子は其の親を施てず。大臣をして以いられざるを怨ましめず。故旧は大故無ければ、則ち棄てざるなり。備わるを一人に求むること無かれ。
解釈:
周公は魯公に言った“君子たるもの親族を見捨てるものではない。家臣を信任せず恨みに思わせるものではない。古くからの家臣は大きな過ちがなければ捨てない方が良い。一人の家臣に全てを求めてはならない”
現代にも通じる言葉です。部下は信じて用いれば、上司を信頼して働きます。万能な部下よりは、多様な能力を持ったチームの方が力を発揮するはずです。