先週ご紹介した剛毅木訥は仁に近し。に出てきた訥についてもう少し調べて見ましょう。
子曰:“君子欲讷于言而敏于行。”
《论语》里仁第四-24
素読文:
子曰わく、君子は言に訥にして、行に敏ならんと欲す。
解釈:
君子は口数は少なく、行動は俊敏でありたい。
知識があれば言葉は出ます。しかし知識はそのままでは役には立ちません。知識を生かす能力をつけなければならない。能力があっても行動しなければ成果はありません。
軽々しく言葉がでても、自分の言葉が行動に及ばないようでは仁者どころか君子とも言えません。