日経BP社の「本気の朝礼 繁盛店のチームづくり」というDVDを見た.
「てっぺん」という居酒屋の朝礼を紹介したDVDである.
スタッフ全員の心のスイッチを入れモチベーションをあげる魔法の朝礼である.
ここのメンバーは全員が自分の夢を日付入りで語る.
そしてそれを実現するためにどういう自分「○○日本一」でありたいかを一人ひとりが明確にしている.
そして朝礼で心のスイッチが入ったスタッフが接客をする.だからお客様も感動をする.
居酒屋というと会社帰りに社会や会社に対する不平不満をぶちまけ,心のバランスを保つ場所というイメージがあった.
しかし「てっぺん」は違う.スタッフの活気がお客様に伝わり,ポジティブになり元気になって帰るという.
DVDの中にこんなシーンがあった.
スタッフがお客様にお出しした料理がおいしかったかたずねる.「おいしかったよ」とお客様に言っていただくと,すかさず全スタッフに聞こえるように『「おいしかったよ」いただきましたぁ~.ありがとうございます!』と叫ぶのである.
これによって,全スタッフのモチベーションを上げるだけではなく,お客様とスタッフで構成される「場」のモチベーションも上がる.
接客サービス業はスタッフの「人質」がダイレクトに「品質」を決定する.
そこで鍛え上げられた「朝礼」はきっと製造業にも役に立つはずだ.
社歌斉唱,社是唱和,ラジオ体操だけでは会社→従業員の一方通行だ.
そこに一人ひとりの「夢」を取り入れた「てっぺん式朝礼」
あなたもDVDか書籍で体験してみていただきたい.きっとあなたの組織運営のヒントが得られるはずだ.
参考:「スタッフの夢とやる気に火をつける! てっぺん!の朝礼」
このコラムは、2008年10月6日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第54号に掲載した記事に修正・加筆しました。
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