メモの効用


 最近やたらとメモをする様になった。林も「物忘れの年頃になったか」と人は言うが、私は元々記憶のために大事な大脳を使っていない。大脳は創造のために使うものだと心得ている。アイディアのネタは補助記憶装置であるメモに記憶させる。紙のメモだったりEvernoteだったりする。

何故最近メモが増えたかと言うと、いろんなアイディアが泉の如く湧き出て来るからだ。と言いたいところだが、せっかく浮かんだアイディアを忘れない様にメモしている。基本的には人の記憶容量は一定だろう。幼稚園の頃一緒に遊んだ友達のこと、小学校の頃少年向け週刊誌が創刊されたこと、中学の頃友人と考えたギャグのことなどなど。実にくだらないことが大事な大脳を占拠しており、これからも増え続けるのが許せない(笑)
従って些事は外部補助記憶装置に格納することになる。

紙のメモは短期記憶用。キャッシュメモリの様に使う。
クラウド上のメモは手元にノートや筆記用具がなくても使えるし、検索で探すのが楽で良い。


このコラムは、2022年4月8日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1277号に掲載した記事です。