そろそろ年度末となり今期の業績見込み、来年度の業績予測をされている
と思う。
これを未来予測と位置付けると、科学空想小説(SF)と関連付ける
ことができるかも知れない。
ロボットが活躍する未来を築いたロボット工学の
元祖といえば「ロボット三原則」を提唱した小説家アイザック・アシモフを
上げることができるだろう。
「ロボット三原則」は1957年に発表されている。
アシモフは1950年代の実績からロボット社会を予測したのだろうか?
1950年代後半にようやくテレビ(白黒)洗濯機(脱水機能なし)冷蔵庫が
普及し始めた頃だ。こんな時代から未来を予測してロボットを考えたはずは
ない。アシモフはロボットが活躍する未来を予測したのではなく、可能性を
見出したと考えたほうがよさそうだ。
一方、業績予測は実績を積み上げて来季の業績を予測する。 ただの言葉遊びのように思われるかも知れないが、業績予測は今までの積み 上げしかできない。しかし「業績の可能性」と考えれば過去の実績を考慮する 必要は無くなる。可能性を追求すれば予測より遥かに楽しい未来が描けると 思うが如何だろう。
このコラムは、2022年4月11日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第第1248号に掲載した記事です。
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