子谓公冶长(1)“可妻(2)也,虽在缧绁(3)之中,非其罪也。以其子妻之。”
子谓南容(4) ,“邦有道不废,邦无道免于刑戮。以其兄之子妻之”。
《论语》公冶长第五-1
(1)公冶長:孔子の門人。姓は公冶、名は長、字あざなは子長。
(2)妻:嫁にやる。
(3)缧绁:罪人縛る縄。牢屋に投獄されること。
(4)南容:姓は南宮、名は适(括)、また縚。字は子容。孔子の弟子
素読文:
子公冶長を謂う、妻すべきなり。縲絏の中に在りと雖ども、其の罪に非ざるなりと。其の子を以て之に妻す。
子、南容を謂う、邦に道有れば廃せられず。邦に道無きも刑戮より免ると。其の兄の子を以て之に妻す。
解釈:
孔子は公冶長を娘と娶せるべき男だ、投獄されたと言えど無実だったのだ。と評して婿にした。
孔子は南容を評して、治世時には用いられ、乱世時にも投獄される様なことはないと評価し兄の娘を嫁がせた。
日本も中国も昔は、結婚相手の決定は本人ではなく親世代の意向で決定した様です。