年末にお客様の工場で交流会を2件開催した。
電子製品のメーカと機械加工のメーカ、光学部品のメーカと化粧箱メーカだ。それぞれ全く違う業種だが、テーマを持って交流をしていただいている。今回は「TWI(企業内教育訓練)の運用」「朝礼と環境整備(5S)」がテーマだ。
それぞれ係長以上7名、現場リーダ28名を経営者ご自身が引率して工場を訪問交流をしている。朝礼交流にこられた会社は、早朝に集合しバスを仕立てて、朝7時過ぎに工場に到着されている。経営者の本気度が伺える。
頭では理解できていても、実際に運用している現場を見る事で、より深く理解出来る。そして何よりも、現場でベンチマーキングする事により,実践のモチベーションが上がる。百聞は一見にしかずだ。コンサルタントから百回聞くより、実際に運用している姿を一見する事で現場リーダの腑に落ちる。更にリーダたちの行動モチベーションが上がる。
このような活動は、私自身の仕事にとって何の収入にもならない(笑)
しかし私の仕事の目的は、お客様従業員の成長を通して、お客様の業績に貢献する事だ。私が口で説明するより百倍くらいの効果があるはずだ。
そして交流を受け入れる工場も、従業員のモチベーションが上がる。(そうなる様に交流を受け入れる様にお願いをしている)
これからも、お客様同士、または知り合いの工場と交流していただきベンチマーキング、ベストプラクティスを進めて行こうと考えている。
このコラムは、2015年12月21日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第455号に掲載した記事に加筆修正したものです。
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