今のやり方を変えて改善をする.
これは勇気が要ることだ.
改善できなかったらどうしよう.
前より悪くならないだろうか.
作業員は受け入れてくれるだろうか.
効率が良くなっても,不良が増えないだろうか.
等等不確実なことが山ほどあり,不安になる.この不安が自らの行動にリミットをかけてしまうことになる.
しかしたった一つだけ,確実なことがある.
それは,
「何もしなければ,改善は出来ない」と言うことだ.
これは,絶対に確実だ.
ネガティブな結果となる絶対確実な方法が分かっているのだ.
ならば,その反対をやればよいのだ.
ダメモトで,まずやってみる.これが改善の第一歩だ.
ダメモトとは,「駄目でも元々」,「駄目ならすぐ元に戻す」と言う意味だ.
やってみて駄目でも,へこむことは無い.
駄目な方法が一つわかったのだから,改善への道は一歩近づいたはずだ.二回やって駄目ならば,改善への道は二歩近づいたはずだ.
100通りの方法を試しても駄目だったらどうしよう.
心配する必要は無い.100通りやる前にうまく行ってしまうからだ.
人生の中で,貴方に解決できない問題は何一つ発生しない.解決できなかったと思っている問題は,ただ解決する前に諦めただけだ.
このコラムは、2010年11月15日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第179号に掲載した記事に加筆しました。
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