子罕に利をいう


hǎnyánmìngrén

《论语》子罕第九-1

素読文:
まれめいじんとをう。

解釈:
孔子はめったに利益の問題にはふれられなかった。たまたまふれられると、必ず天命とか仁と結びつけて話された。

与を「〜および」と解釈すると、
孔子はめったに利益と天命と仁について語らなかった。
となります。しかし論語の中には『仁』に関する記述が多くあります。

また与を「賛同、肯定」と解釈している例もあります。この場合は、
孔子はめったに利益について語らなかったが、天命や仁を賛同した。
という解釈になります。

与を「〜と結びつけて」と解釈するのが一番しっくりします。