子曰:“君子而不仁者有矣夫,未有小人而仁者也。”
《论语》宪问第十四-6
素読文:
子曰わく:“君子にして不仁なる者有らんか。未だ小人にして仁なる者有らざるなり。
解釈:
子曰く:“君子は仁を志すが、時として不仁な行いをする者もある。しかし小人は仁を志してはいないので皆仁者ではない。”
本物の仁者は一年365日、一日24時間ずっと仁者だと思います。君子たる者一年365日一日24時間仁者であることを目指すべきかと思いますが、時として不仁な考えが心をよぎることもあるでしょう。しかし君子であるべき地位にあっても、私利私欲に囚われ不仁な行いをする者は、小人となります。