子曰:色(1)厲(2)而内(3)荏(4),譬诸小人,其犹穿窬之盗(5)也欤。
《论语》阳货第十七-12
(1)色:うわべ
(2)厲(厉):威厳がある
(3)内:内心
(4)荏:意志が弱い
(5)穿窬之盜:壁に穴を開け、塀を登る盗賊
素読文:
子曰わく、色厲しくして内荏らかなるは、諸を小人に譬うれば、其猶お穿窬の盗のごときか。
解釈:
見かけは威厳があっても内心軟弱な人間は、小人に例えればコソ泥のようなものだ。
小人の反対が君子だとすれば、君子は色荏にして内厲「人当たりは良くても、心の中では自己の理想を貫く人」となるでしょうか。