失敗から学ぶのは、後悔しないためだ。自分自身の失敗から、何が悪かったのか、どうすればそれを防げるのか、検討し再発防止対策を実施する。さらに他人の失敗も同様に検討し未然防止対策を実施する。このような活動により、失敗による後悔をなくす。
つまり「やってしまった失敗」で後悔しないために再発防止をする。
それを拡大して、他人が「やってしまった失敗」にも未然防止をする。
こういう趣旨で「失敗から学ぶ」のコラムを書いている。
しかしよく考えてみると、後悔するのは「やってしまった失敗」だけではない。「やらなかったこと」に対する後悔もあるはずだ。
卑近な例で考えてみよう。
- やってしまった後悔
想いを寄せている女性に告白する。そして断られてしまった。 - やらなかった後悔
想いを寄せている女性に告白できなかった。
どちらも後悔するだろう。
しかし、やってしまった後悔は、時が経つにつれてだんだん小さくなる。
一方、やらなかった後悔は、時が経つにつれてだんだん大きくなる。
製造現場にも同様な後悔はないだろうか?
このコラムは、2020年3月4日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第949号に掲載した記事です。
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