シンギュラリティ、別名・技術的特異点とは人工知能が人間の能力を超え、人に変わって人工知能が文明の進歩を担うようになる時点をいう。2045年にシンギュラリティが来ると言われている。
シンギュラリティ以降の人間はどうなるのか?
2020年元旦早々こんなことを考えた。単身生活で、誰とも話をしないとろくなことは考えない(笑)
人より人工知能の方が優れているので、企業活動や社会的活動で人が何かを考えることはなくなるだろう。人工知能が考えた通りに企業活動や政治が行われる。「人は考える葦である」と言った太古の偉人があるが、人が考える領域は家庭の中とか、友人の集まりのように人工知能が入り込まない領域(コスト的理由?)に限られるだろう。否、その領域であっても社会的に不都合が生ずれば人工知能の介入がありそうだ。例えば子弟の教育方針が、全能の人工知能の考え方から逸脱しているような場合、それが露見すると電脳司直の介入がありそうだ。
シンギュラリティ以降は、ロボット、電子コマース、自動輸送などの進化により人間の労働もなくなっているだろう。思考も労働も取り上げられて、人間は何をして生きていけば良いのか?
さらに医療技術の進歩により、人間の寿命は伸びる。
高齢者ばかりの人間社会はますます退化していくだろう。
若い人たちの居場所を確保するために「強制引退」も必要になるだろう。
そんな世界をこの小説が描いている。「百年法」山田宗樹著
フィリップ・K・ディップのSF短編「変種第二号」では、戦争のために生産
したアンドロイドロボットが、自らアンドロイドを生産し人類と戦い始める。
どちらにしても、あまり楽しそうな未来ではなさそうだ。
友達を誘って、酒でも飲みながら今年の抱負を語り合ったようが良さそうだ。
このコラムは、2020年1月6日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第924号に掲載した記事に加筆しました。
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