子路问君子。子曰:“修己以敬。” 曰:“如斯而已乎?” 曰:“修己以安人(1)。” 曰:“如斯而已乎?” 曰:“修己以安百姓(2)。修己以安百姓,尧(3)舜(4)其犹病诸?”
《论语》宪问篇第十四-42
(1)安人:上層の人を安心させる。
(2)安百姓:庶民を安心させる。
(3)尧:中得五帝时代(紀元前3077年〜紀元前2029年)第四代皇帝。
(4)舜:中得五帝时代第五代皇帝。
素読文:
子路君子を問う。 子曰く:“己を脩めて以て敬す。” 曰く:“斯のごときのみか。” 曰く:“己を脩めて以て人を安んず。” 曰く:“斯のごときのみか。” 曰く:“己を脩めて以て百姓を安んず。己を脩めて以て百姓を安んずるは、堯舜も其猶諸を病めり。”
解釈:
子路が君子の道をたずねた。
孔子曰く:“慎みをもって修養することだ”
子路問う:“それだけでしょうか”
孔子曰く:“己を修養して人を安んずることだ”
子路問う:“それだけでしょうか”
孔子曰く:“己を修養して天下の民を安んずることだ。天下万民を安んずるのは、堯や舜のような聖天子も心をなやまされたのだ”
堯や舜の時代はどうだったのかわかりませんが、己を脩めた人も立場が変わると民を安んじるよりは、己を安んじることに熱心になるようです。