全てにYESという


 ポジティブな発言が、ココロをポジティブにし、行動をポジティブにする。そして成果がポジティブになる。単純なことだが、これを意識しなくても自然と出来ているかというと、少々自信がない。

少し前に“YESMAN”という映画をDVDで見た。

銀行の融資係に勤めるカール・アレンは、仕事にもプライベートにも「ノー」「嫌だ」「パス」と答える極めて後ろ向きの男だった。だから友達もいなく、夜は一人でレンタルビデオを見る生活だ。唯一の友人も失いそうになったのがきっかけで、怪しいセミナーに参加する。
それ以降何事にも「Yes」としか言わないと決めた。たったそれだけのことで、自分の行動が変わり、周りが変ってゆく。

「自分が変わると、自分の周辺まで変わる」そのメカニズムを考えてみた。
自分の周りで発生していることは、「相対的」なものだ。つまり自分の周りで発生している事象を評価・認識するのは自分の心だ。従って自分の心が変われば、周辺も変わる。このメカニズムを「相対性理論」と名付けてみた(笑)

一見何の変哲もない、アメリカのコメディドラマだが、私に「相対性理論」を思いつくきっかけを与えてくれた。

実はこの映画、イギリスのBBSラジオディレクターの実体験が原作だそうだ。
“イエスマン-”Yes”は人生のパスワード”
原作:ダニーウォレス 翻訳:寺西のぶ子


このコラムは、2010年9月13日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第170号に掲載した記事です。

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