中国ゼロコロナ政策に暗雲、トヨタやVW天津工場停止
中国のゼロコロナ政策を受け、トヨタ自動車とドイツのフォルクスワーゲンの現地工場は約1週間前から操業を停止している。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が中国という世界最大の自動車生産拠点で感染拡大し始める中、世界的メーカーの運営に支障が出る兆しを示すものだ。
(以下略)四季報オンラインより
中国は冬季オリンピックの開催もあり、何としてでもコロナを抑え込もうとしている様だ。私が住んでいる広東省東莞市でも、コロナ感染者が見つかると、その地域をロックダウン(マンション単位だけでなく、道を封鎖し町内ごとロックダウンしたりする)さらに住民全員を対象にPCR検査を実施する。
私が住んでいる地域から少し離れた場所でコロナ感染者が見つかった時は連続3日間全員PCR検査が実施された。午前中検査すると、夕方までにその結果がスマホに反映される。日本の報道でPCR検査をしても結果は翌日以降になると聞いた。千人単位のPCR検査結果を半日で出す中国の体制が、とんでもない事だと気がついた。
まさに中国の国家メンツに欠けてゼロコロナを目指している様だ。
これを「失敗から学ぶ」で取り上げるのはちょっと奇異かも知れない。
不動産企業のデフォルト、コロナ禍による経済停滞、国民の厭世観などにより何かとんでもないことが起きるのではなかろうかと危惧している。
つまりまだ発生しない失敗を畏怖しているといえばよかろうか?
このコラムは、2022年2月2日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1249号号に掲載した記事です。
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