日本で購入したスティック糊を開封した。
購入した時には気がつかなかったが、先日開封した折に思わず「すげぇ~」と声が出てしまった(笑)
中国のモノ造り現場にいるとがっかりすることが多い。
見えない部分はどうでもいい。製品説明書がくしゃくしゃに入れられている。
そんな中国的製品を見慣れてしまった者にとって、衝撃的な体験だった。
衝撃的な感動を受けたスティック糊はスティックのお尻の部分にT字型の紙片が差し込まれていた。T字の横の部分が包装袋の幅と同じ長さになっている。
つまりこの小さな紙片は円筒形のスティック糊が包装袋の中でくるくる回ってしまわないように回転留めの役割を果たしている。
店頭に陳列した際に、お客様に対してスティック糊が「そっぽを向く」という失礼がないように、いつも正面を向くようにしてあるわけだ。
こういうこだわりを、「モノ造りのプライド」と私は言いたい。
コストや手間より優先するモノ。それがプライドとかこだわりというモノだ。
このコラムは、2018年12月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第755号に掲載した記事です。
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