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教育

 「モノ造りは人造り」とよく言うが、品質改善・生産性改善を極めてゆくと必ず人事制度、人材育成問題に突き当たる。

人の能力にはIQ、EQ、SQがある。
IQ、EQはご存知の通り、Intterigent Quotient。Emotional Quotientの略である。
SQは私の勝手な造語でSkill Quotientの意味。

すなわちIQは頭、SQは体、EQは心を鍛えるという図式である。

まずは知識を教え込みそれを現場教育(OJT)を通して技能として体に叩き込む。
更にこれらの成長が加速継続するように行動開発を通してモチベーションを上げる、というわけだ。この行動開発がEQを高める教育に当たる。

知識や技能は教育訓練するのは比較的易しい。またその効果を確認する方法も比較的簡単である。

一方道徳研修、リーダシップ育成などの行動教育はその教育効果を計測するのが困難である。教育後のテストでは知識面の評価しかできない。EQを高める教育の効果は、やはり現場での行動発揮で評価するしかなかろう。

あなたの工場ではどんな教育・訓練を実施しておられるだろうか?


このコラムは、2008年4月21日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第30号に掲載した記事です。

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全日空系機長、客室乗務員らを操縦席に 操縦桿触らせる

 全日空グループのエアーセントラルの機長(51)が飛行中2度にわたり、客室乗務員ら計3人の女性を操縦席に座らせていたとして、国土交通省は4日、口頭で再発防止を指導した。うち2人は操縦桿(かん)も触っていたという。
同社は記者会見し「信じられない事態で遺憾」と謝罪した。

(asahi.comより)

 勉強のために運行支援者、客室乗務員を副機長席、機長席に座らせたという。
この機長さんは教官の資格を持っており、普段から教育熱心であったのだろう。
しかし乗員・乗客の生命安全、会社の資産安全に責任を持つ機長が規則に違反してまで行う行為ではない。

これをあなたの工場に当てはめて考えてみよう。OJT(現場教育)の名の下に未熟な作業者を工程に投入していないだろうか?
ライン外で十分に教育・訓練しても実ラインでのOJTは必ず必要である。
ライン外と違い実ラインでは、タクトタイムのプレッシャーの中で部材の欠品、不良の発生などなどさまざまな事が発生する。これらの実経験を経て一人前の作業者になる。

しかしお客様(または次工程)に対する品質責任はきちんと保証しなければならない。上記のニュースのような品質の危機が発生しないように手を打つ必要がある。

OJT期間中の作業者の作業品質をどう保証するか一度見直されてはどうだろうか。
事前のライン外教育・訓練の効果確認方法。ベテラン作業員とOJT作業員を組み合わせて作業品質を保証する。などいくつも考えるべきテーマがある。


このコラムは、2008年4月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第28号に掲載した記事に加筆しました。

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