「日本、核弾頭作れる」 中国、国連委で突然批判


  核軍縮を審議する国連総会の第1委員会で20日、核保有国の中国が「日本はプルトニウムを大量保有し、それは1350発の核弾頭の製造に十分な量だ」と日本を批判した。突然の「自説」の展開に日本は反論。議論の応酬になった。

 中国の傅聡・軍縮大使は演説の前半では「核開発競争に関与しない」と自国の姿勢をアピール。ところが後半になって、「(原子力発電所から出る)分離プルトニウムを国内で大量保管している」「一部の政治勢力に核武装論がある」と日本を名指しして批判した。

 日本の佐野利男・軍縮大使は、すべての物質は国際原子力機関(IAEA)の査察を受け、平和利用と結論づけられている点などを強調。「日本の努力は国際社会に認識されている」と冷静に反論した。

 すると、中国は「ひとたび政策決定されれば、日本は核保有国になる。世界が記憶にとどめることを期待する」とまくしたてた。

 同委員会ではこの日、日本が世界の指導者らに被爆地訪問などを呼び掛ける核廃絶決議案を提出していた。中国は今春の核不拡散条約(NPT)再検討会議でも、各国指導者らに広島・長崎訪問を促す日本の提案に歴史問題を持ち出して猛反発した。

(朝日新聞電子版より)

 面白い難癖を付ける人がいるモノだと感心した。
ここは反論などせずに、「そうだよ」と肯定してしまった方が面白かろう。日本はプルトニウムも持っているし、核弾頭を作る技術もある。周辺の核保有国が無茶な行為をすれば、すぐに生産しますよ。こう言っておけば、抑止力になるだろう(笑)

戦後70年間自国の軍事力を平和維持の抑止力にしたり、外交交渉の後ろ盾に
する事を日本は放棄して来た。このくらいの「口先抑止力」を行使しても
良かろう。

多分、委員会に参加されている良識ある国々の大使は,このジョークを受け
入れてくれるのではないだろうか(笑)


このコラムは、2015年10月26日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第447号に掲載した記事です。

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