「改善のプロ」派遣します 日産、ムダの省き方伝授
日産自動車は経験豊かな生産現場の「改善のプロ」を、異業種にも活用してもらうコンサルティングビジネスを強化する。当初は取引先の部品メーカーの生産効率化が主眼だったが、無駄をなくす取り組みはあらゆる業務やサービスに応用できると判断した。
日産の研修施設「日産ラーニングセンター」の指導員10人を、企業の希望に応じて派遣する仕組み。いずれも生産ラインの効率化などに取り組んできた50~60代のベテランだ。日産は生産工程を細かく分け、作業時間や在庫を管理して無駄を省く手法を採り入れており、そのノウハウを異業種の業務改善にいかす。
asahi.comより
いわゆる「トヨタ方式」が業界を越えて色々な業種の作業、サービス改善に役立っている。トヨタ方式を他業種に展開する「NPS研究会」には、お菓子から工場オートメーションシステムまでのモノ造り、レストランなどの非製造業が参加している。
日産のこの取り組みも、
- コールセンターの採用面接。
- 病院の待ち時間削減。
- レストランの食料在庫の削減。
- 保育園での作業改善。
に役立っているという。
モノ造りの業界で高度に発達した品質改善、作業改善手法が広く異業種にも活かされるべきであろう。
このコラムは、2009年7月6日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第105号に掲載した記事です。
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