過去を変えるのは不可能だ。タイムマシンが発明されたとしても、過去を変えてしまうと現在が成り立たなくなるというパラドックスがある。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はタイムマシンでうっかり変えてしまった過去を修正する、というストーリィだ。
タイムマシンはなく、過去も変えられない。しかし絶望することはない。過去が変えられなくても、過去の意味は変えられる。
過去の失敗を「失敗」と捉えると、失敗を避けることを考え続け、「羹に懲りて膾を吹く」の喩え通り、新たな失敗を招くことになりかねない。
過去に起こした失敗を「成長の糧」と考えれば、過去の意味が変わる。
もちろん命がかかる様な失敗を受け入れることはできないが、失敗の裏には改善・成長のタネが隠れている。
過去は変えられない、しかし過去の意味を変えれば未来が変わる。
このコラムは、2022年4月11日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第第1278号に掲載した記事です。
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