スケジュール管理


 突然オフィスを引っ越すこととなった。今のオフィスに引っ越して丁度2年。
そろそろ賃貸契約の延長をしなければと考えていたら、大家さんから呼び出しがかかった。もっと条件の良い借り手が見つかった様だ。新しい借り手は、2年分先払いをするそうだ。
2年分の家賃を先払いする余裕は有ったが、チャンスが来た時に支払済の家賃が足を引っ張らない様に(笑)フリーハンドをキープすることにした。

そんな訳で、急遽オフス探しに炎天下を歩き回った。最終的に先週月曜日助手と、ほぼ一日がかりで候補物件を歩き回り決定した。

なかなかいい感じのオフィスだ。
表通りに面した棟のオフィスも紹介された。現在別の人が使っているが、部屋代を滞納しており、そろそろ空けてもらう時期だそうだ。こちらのオフィスの方が断然良さそうだ。
予約金を支払う際に、こちらのオフィスが空いたら変更する様に依頼した。

引っ越し日程は決定したが、引っ越し先はどちらのオフィスになるか決まっていない(笑)

早速引っ越しのスケジュールを作成した。
引っ越しと言っても、荷物をまとめて運べば終わり、と言う訳には行かない。

オフィスの内装工事業者の手配。
運搬業者の手配。
空調設備の取り外し・設置の業者手配。
ネットと電話は、引っ越しの当日から使用可能にしたい。
登記住所の変更。
会計事務所への連絡。
新しい名刺の印刷。
お客様へのご挨拶。
新オフィスお披露目パーティの準備。

などなど細かな項目が山ほど有る。

例えば、内装業者、運搬業者、空調の設置業者は、引っ越し日程決定後、手配可能となる。しかし新しい名刺の印刷は、オフィスの部屋番号が確定するまで着手不可能だ。

これらを整理し、最速着手可能日・最遅完了日を明確にするのが、新QC七つ道具の「アローダイアグラム」だ。

引っ越しの様な単純なプロジェクトでも、アローダイアグラムを描くことで、必要な作業項目が全部挙がっているかどうか、余裕がない作業(クリティカル・パス)はどれか、を見える化し確認することができる。

今週は何件か仕事が入っており、相当忙しくなりそうだ。
オフィスのホワイトボードに、アローダイアグラムをプリントアウトして貼り出してある。朝礼で進捗を確認しながら、準備をすることになる。

今週末は品質道場で「新QC七つ道具」の研修をする。アローダイアグラムの演習は、引っ越しプロジェクトになりそうだ(笑)


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