子曰:“君子而不仁者有矣夫,未有小人而仁者也。”
《论语》宪问第十四-6
素読文:
子曰わく:“君子にして不仁なる者有らんか。未だ小人にして仁なる者有らざるなり。”
解釈:
子曰く:“君子であるが仁者でない者はいるかもしれない。しかし小人は皆仁者ではない。”
仁の心があってもその行動に仁を発揮できない者はいるかもしれない。しかし仁の心がない者が仁者であることはない。という意味と理解しました。
優先席に座ってスマホに熱中して目の前の老人、妊婦に席を譲らない者は「小人」と言わざるを得ません。
目の前に老人、妊婦に「席を譲らなければ」と思いつつ行動が起こせない人も大勢いると思います。仁者であろうと思うならば行動を起こさねばなりません。