仲弓(1)问仁。子曰:“出门如见大宾(2),使民如承大祭(3)。己所不欲,勿施于人。在邦无怨,在家无怨。”
仲弓曰:“雍(4)虽不敏(5),请事斯语矣。”《论语》 颜渊第十二-2
(1)仲弓:孔子十哲の一人。姓は冉名は雍。
(2)大宾:君主を訪問した隣国の賓客。
(3)大祭:君主の宮廷で行われる祭祀。
(4)雍:仲弓のこと。
(5)不敏:愚か者。自分を謙遜していう言葉。
(2)大宾:君主を訪問した隣国の賓客。
(3)大祭:君主の宮廷で行われる祭祀。
(4)雍:仲弓のこと。
(5)不敏:愚か者。自分を謙遜していう言葉。
素読文:
仲弓、仁を問う。
子曰わく;“門を出ては大賓を見るがごとくし、民を使うには大祭を承くるがごとくす。己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ。邦に在りても怨み無く、家に在りても怨み無し、と。”
仲弓曰わく:“雍、不敏なりと雖ども、請斯の語を事とせん、と。”
解釈:
仲弓仁を問う。
子曰く:“社会に出て人と交わる時には、地位の高下を問わず、貴賓にまみえるように敬虔であること。人民に仕事を課す時には、神仏を祭る時のように、かしこまること。自分が人にされたくないことを、人に対して行なってはならない。もしそれだけのことができたら、国に仕えても、家にあっても、人から怨みを買うことはない。”
仲弓曰く:“至らぬ者ですが、この教えを一生守って行きます。”
“己所不欲。勿施於人(己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ。)”は《论语 卫灵公第十五-24》で子贡も言っています。