整頓とは
決められた物を
決められた場所に
決められた量だけ
置いておく事です。そしてきちんと表示をして見えるようにしておくことです。一種の標準化です。
作業をするときの動作を分解してみると、
工具・材料を探して取り上げる。
作業をする。
工具・材料を元に戻す。
となります。
整頓がきちんとできていると、探す時間が少なくなります。誰でもすぐに作業ができるようになります。
きちんと並べておくだけではないのです。使いやすいように配置しておく。
例えば事務室の机を見てみましょう。
電話を左側に置いておくのは受話器を左手で取って、必要があれば右手でメモをとるためです。
右手で受話器を取ると、メモをとるときに受話器を持ち替える無駄な動作が出ます。
また右側に電話機が置いてあると左手で受話器を取る動作に無駄が出ます。
作業をよく観察することにより本当の整頓ができます。
決められた量だけ置く。こうすることにより、材料の補給タイミングが目に見えるようになります。
きちんと表示をして置く。作業開始前に必要な工具が揃っていることが一目瞭然になります。
例えばねじを5本締める工程があったとします。作業前にねじを5本取り置く。こうすることにより、ねじの締め忘れ、ねじの製品内への混入が防げます。