整理の本来の意味は必要な物と不必要な物を区別して、不必要な物を捨てることです。この「捨てる」を行うことがなかなかできない。
お客様が来られるので、綺麗にしておこう。と言うことでいらないものは一時的にどこかに置いておく(隠しておく)。
これでは一時的にきれいに見えるだけで問題は解決していません。すぐに元の木阿弥になってしまう。
このような状態では、
*作業スペースがどんどん狭くなる。
*物をあちらにやったり、こちらにやったり無駄な
運搬がどんどん増える。
*もっとひどくなると倉庫を借りるようになる。
このように無駄な経費・作業がどんどん増えます。無駄な場所が必要になり、稼動効率が落ちる。作業スペースが確保できないので品質にも影響を与えます。
物を、使える物、使えない物、使わない物に分けて使える物以外を捨ててしまうのです。
捨ててしまうと言うことがなかなかできない。勇気が要ります。
5Sのしっかりできている工場に行くと、要らない物はきちんと表示(品名、数量、処理方法、期日)をして目立つところに置いてあります。