5Sはもともと日本発の品質改善手法ですが、中国の工場でもそのまま通じます。
整理・整頓・清掃・清潔・躾がみなSで始まるので5Sと呼んでいます。
当然中国語で発音するとSで始まるわけではありませんが、そのまま日本の5Sを輸入しています。
しかし本当の考え方を理解していないので、うわべだけの5Sしかできていません。これは本家の日本の工場でもきちんと推進できているところは少ないと思います。
明日はお客様が来られるので5Sをしておくように。
これではお客様が来られたときだけきれいになっているが長続きしません。なぜでしょうか。
本来の5Sの意味を考えて見ましょう。
整理:
必要な物と不必要な物を区別し不必要な物は捨てる。
整頓:
決められた場所に、決められた量だけ表示をして置く。
清掃:
職場、設備をぴかぴかにしておく。
清潔:
整理・整頓・清掃が維持できるように仕組みを作る。
躾:
全員が決まりを守り実行するよう心を養う。
これらの本当の意味を理解していないので、5Sが継続できないのです。特に清潔は本来の言葉以上の意味を持たせています。ここがきちんと理解できていないので5Sが継続できないのです。