東莞バレー


 東莞でバレー教室を開催しようというわけではない(笑)
米国西海岸に新興企業が集積しシリコンバレーと呼ばれた様に、ビットバレーが渋谷に生まれ、さらに五反田にスタートアップ企業が集まり五反田バレーが誕生しつつあるというニュースを見た。

2000年前後にベンチャー企業が渋谷界隈でオフィスを構え始めた。
近年では渋谷あたりのオフィス価格が高騰しており、新興のベンチャー企業がオフィスを構えるのが困難となり、オフィス賃料の安い五反田が注目され始めているという。

広東省東莞あたりは、一頃PCの生産基地と呼ばれていた。PC生産に必要な部材が東莞・深センあたりに集積しており、すべての部材を半日ほどで集めて回れる環境だった。○○バレーというと、工場が集積しているというイメージではない。開発型の企業が集積している地域が○○バレーだろう。

そういう意味では、深センあたりはすでに研究開発型の新興企業が集積し始めていると言えるだろう。つい最近深セン市内には石油エンジン式のトラックが規制され始めたと聞く。部材運搬用のトラックは深セン市内では電動トラックしか走行できない。こういう環境下では製造業から研究開発型の企業にシフトしていくのではないだろうか。

そこで東莞の出番だ。(風俗の街と誤解されている五反田と妙に親近感もある)
モノ造りベンチャーが集積する東莞バレーが誕生しても良いではないか。
従来型の工場ではない。高い企業文化を持ち顧客満足と従業員満足を極める夢工場。高い付加価値を提供する感動工場。提供する製品と共に高い付加価値を顧客、従業員、地域社会に提供する工場が集積する場所として、東莞バレーという呼称が使われるといいなぁと夢想している。

以前東大阪の「まいど一号」葛飾区界隈の「江戸っ子一号」の向こうを張って東莞で「ネイホーヤッホー」(広東語で「ニイハオ一号」)プロジェクトを起こしたいと夢想したことがある。単発のプロジェクトではなく、東莞バレーという夢工場が集積する地域を作る方がワクワクしそうだ。

周りにいる志の高い人々を巻き込んだら、人生最後の夢が叶うかもしれない。


このコラムは、2018年7月6日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第689号に掲載した記事です。

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