困難


 先週の雑感で、非常識を常識に変える事でブレークスルーが生まれる、と書いた。本日は「困難」について考えてみたい。

困難とは「障害物」ではなく「跳躍台」である。
「全ての逆境にはそれと同等かそれ以上に大きな恩恵の種子が含まれている」ナポレオン・ヒルの言葉だそうだ。

トマス・エジソンは白熱電球の改良のために1年間で5,000回失敗した後に竹をフィラメントの材料にする事で、45時間連続点灯に成功している。1年間休み無しで1日十数回実験を続けた事になる。多分誇張も有るのだろうがエジソンは、5,000回失敗したのではなく「5,000通りの上手く行かない方法を発見するのに成功した」と言っている。

カーネル・サンダースは経営していたガソリンスタンドを倒産させた後、65才でフランチャイズビジネスを思いつき、1,009回断られた後にKFCを起業したと言われている。

トヨタ自動車始祖・豊田佐吉は「百忍千鍛事遂に全うす」と言っている。

困難を乗り越えるには、どうも千回以上の失敗が必要のようである(笑)
困難を「危機」から「機会」に変換し千回の試練に耐える。
地球誕生以来これが出来たのは人類だけだ。
数十億年存在し続ける鉱物は「危機」に耐え続ける事は出来たが、「機会」として活用する事は出来なかった。

ほんの数万年前からの新参者である人類だけが「困難」を「機会」に変えた。
他の動植物と人類の違いは「夢」だ。人類だけが夢を持ち夢に挑戦し、実現し続けて来た。

困難を克服する力は「夢に挑む」力だと考えるがいかがだろう?

参考:「小さな修養論2」藤尾秀昭著


このコラムは、2018年2月2日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第623号に掲載したコラムです。

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