企業買収


 先週のメルマガで、鴻海精密工業のシャープ買収の件について書いた。
鴻海の郭台銘氏とは縁もゆかりもない。しかし鴻海や富士康出身の台湾人、中国人を何人も知っている。お父さんが鴻海グループに勤めていたと言う台湾の友人もいる。

そのような友人から『富士康』(フォックスコン)の社名は、即席麺メーカの『康師傅』をひっくり返してつけたのだと教えられた(笑)

以前指導していた台湾の電源メーカは、郭台銘から出資の提案を受けた。資本率が51%になる様に富士康側の出資金額を決定した。しかし電源メーカの経営者は、入金前日に秘かに増資。富士康に過半数をとらせない様にした。
これを知った郭台銘は激怒し契約を白紙撤回したそうだ。

郭台銘も以前指導した台湾人経営者も、このような策略権謀の士だ。
先週のメルマガに書いたように、当初の約束を反古にして7,000人を削減する。これは想定内だ。しかも融資金額は当初より大幅に減額されている。

「たられば」を語っても無意味と分かっているが、国内再建を目指せば少なくとも技術は守れたと思う。


このコラムは、2016年7月4日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第483号に掲載したコラムです。

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