以前配信したメルマガ「上海万博」でアインシュタインの言葉「結果と言うものにたどり着けるのは、偏執狂だけである」をご紹介したことがある。
本日ご紹介するアインシュタインの言葉は
「成功する可能性を秘めたアイディアとは、一見して突拍子もなく誰かに言うのもバカバカしいと感じるような大胆なものである」
本当にうまくゆくと思えるアイディアはすでに誰かが思いついている。
皆がバカバカしいと思うアイディアこそブルーオーシャンを拓くアイディアだ。
使い捨て傘を再利用してバックを作っている企業を最近知った。
統計データによると、傘の消費量は年間で約1億3000万本その内ビニール傘は8000万本。ビニール傘の大部分は使い捨て傘だろう。焼却すればダイオキシンが発生する。(最近はダイオキシンが発生するPVCは使われなくなってきた、ダイオキシンが発生しない高温焼却炉も増えているそうだ)廃棄された使い捨て傘は海洋汚染の原因になる。プラスティシティの取り組みはSDGsが社会的な課題になっている現在、意義のある活動に思える。
しかしアインシュタインの説を信じると、この取り組みはバカバカしいところが微塵もない。真面目すぎて(笑)うまくいかないような気がする。
特に文房具のようにコモディティ化が激しい業界では、普通にやっていては生き残れないだろう。年々バカバカしさが増しているように思える。
上記の「上海万博」でご紹介したご家族は、毎日「花博覧会」を参観。その後上海万博に毎日参観するため、職を辞して家族で移住した。このような偏執狂ともいえるバカバカしさが、経営にも必要なのかもしれない。
このコラムは、2020年12月21日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1074号に掲載した記事です。
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