家庭も治世なり


huò(1)wèikǒngyuē:“(2)wèizhèng?”
yuē:“《shū(3)yúnxiàowéixiàoyǒuxiōngshīyǒuzhèngshìwéizhèngwéiwéizhèng?”

《论语》为政第二-21

(1)或:ある人
(2)奚:なぜ
(3)书:《書経》

素読文:

あるひとこういていわく:“なんまつりごとさざる。”
いわく:“しょう、こうなるかなこう兄弟けいていゆうに、有政ゆうせいほどこすと。れもまつりごとすなり。なんまつりごとすことをさん。”

解釈:
ある人が孔子に尋ねた“あなたは、なぜ政治に携わらないのでしょう?”
孔子曰く“《書経》に孝についてこうある。「親に孝行、兄妹に親密であれば自ずと政に及んでおる」こう考えれば家庭内にも政治がある。強いて国政に携わることもあるまい”

孔子は国政に携わりたかったのだろうと思います。しかし諸侯が相互の力学的バランスを考え、孔子を宰相として迎えなかったのではないでしょうか?