NHK大河ドラマ「龍馬伝」を,中国のインターネットサイトで一気に見た.元々NHK大河ドラマにはあまり興味が無く,記憶にあるのは「赤穂浪士」「太閤記」くらいだ.
子供のころは,日曜日の夜「シャボン玉ホリデー」「ポパイ」を見たら寝なければならなかったので,大河ドラマを見るようになって,少し大人になった様な気がしたものだ(笑)
坂本龍馬は,日本の大きな変化点で偉業を成し遂げた.
それは犬猿の仲であった薩摩と長州の同盟を実現させた.徳川家に大恩を感じている土佐藩主に,大政奉還の建白書を書かせた.
この偉業を成し遂げた力は,龍馬の「思いを伝える力」だった.
脱藩浪士で構成された組織・亀山社中,海援隊を統率したリーダーシップも「思いを伝える力」が源になっていたのだろう.
経営者も組織のリーダーとして,従業員に思いを伝えなければならない.
それが,経営理念であり,経営ビジョンである.そして中期経営計画,年度経営計画へとブレークダウンされる.
経営理念は,創業者が考えるモノ,社長が考えるモノ,などという遠慮は要らない.あなたも自分の組織のリーダとして,メンバーに思いを伝えよう.
ところで,今まで歴史小説にはあまり興味は無かったが,龍馬伝を見てから興味が沸いてきた.
友人に薦められた「小説・上杉鷹山」を,今読んでいる.
歴史小説ではあるが,ビジネス書として読んでも多くの啓発を得られる書だ.
このコラムは、2010年12月13日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第183号に掲載した記事です。
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