まずやると決める


 経営とはまずやると決める事だ。出来るからやるのでは、飛躍はない。

リソースがない。中小企業では無理だ。様々な障害がある。
しかし、やると決める事で、それを乗り越えることができるはずだ。中小企業1社ではムリでも、志を同じくする仲間が集まれば可能になる。出来ない理由ではなく、出来る方法を考える。

以前、知的障がい者の雇用を実践している日本理化学工業ををこのメルマガで紹介した。日本理化学工業は知的障がい者の雇用比率が70%だ。

モチベーションの源泉
社員第一主義
ミスをなくす作業方法

53年前、地域の障がい者自立ホームからなかば無理矢理2名の知的障がい者を受け入れることになった。1年間の約束期間が満了した時に、全従業員が継続雇用を社長に嘆願する。

その後、知的障がい者でも作業が出来る様に、仕事のやり方を改善し続けることにより、全従業員の70%もの知的障がい者を雇用出来る様になった。大山会長が、障がい者雇用を決定したから、それが可能になった。

ムリだと思えば改善は出来ない。まずやると決める事で可能となる。信念と情熱があれば、必ず可能となる。

日本理化学工業で生産されるチョークは、日本国内で30%のシェアを持つ。優良企業だ。

日本理化学工業のホームページ

「日本で一番大切にしたい会社」


このコラムは、2012年8月20日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第第271号に掲載した記事です。

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