子曰:“知及之(1),仁不能守之,虽得之,必失之。知及之,仁能守之,不庄以莅之(2),则民不敬。知及之,仁能守之,庄以莅之,动之不以礼,未善也。”
《论语》卫灵公第十五-33
(1)知及之:知識、学識がその地位にふさわしいこと。
(2)涖之:之に涖。民に臨む、という意味。
(2)涖之:之に涖。民に臨む、という意味。
素読文:
子曰わく:“知之に及ぶも、仁能く之を守らざれば、之を得と雖も、必ず之を失う。知之に及び、仁能く之を守るも、荘以て之に涖まざれば、則ち民敬せず。知之に及び、仁能く之を守り、荘以て之に涖むも、之を動かすに礼を以てせざれば、未だ善からざるなり。”
解釈:
孔子曰く:“知識、学識が為政者としての地位を得るに十分でも、仁徳をもってそれを守ることができなければ、得た地位は必ず失われる。知識、学識が十分であり、仁徳をもって地位を守り得ても、荘重な態度で人民に臨まなければ、人民は敬服しない。知識、学識が十分であり、仁徳をもって地位を守ることができ、荘重な態度で民に臨んでも、人民を動かすのに礼をもってしなければ、まだ真に善政であるとはいえない。”
為政者として世を治めるためには智・仁・荘・礼をもって民に接する事が必要である、と理解しました.