曾子(1)曰:“士不可以不弘毅(2),任重而道远,仁以为己任,不亦重乎。死而后已,不亦远乎。”
《论语》泰伯第八-7
(1)曾子:孔子の弟子。姓は曾、名は参、字は子輿。顔回・曾子・子思・孟子を合わせて「四聖」と呼ぶ
(2)弘毅:度量が大きく、意志の強いこと。
(2)弘毅:度量が大きく、意志の強いこと。
素読文:
曾子曰わく:“士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦重からずや。死して後已む。亦遠からずや。
解釈:
「士」(志高く生きようという者)であるからには、器が大きく毅くなければならない。任務は重くその道は遠い。仁を持って己の任務とすることは、なんと重いことだ。死ぬまでのその任務は続く、なんと遠い道のりだ。
孔子は「仁は遠からず」とも言っています。しかし仁を発揮して生きることは、重いく遠い道だ。と理解しました。
余談ですが、我が恩師のお名前は「弘毅」です。論語を読んでいて、懐かしい恩師のお名前に出会い、改めて恩師の薫陶に感謝の念を抱いております。