哀公(1)问:“弟子孰为好学?”
孔子对曰:“有颜回者好学,不迁怒,不贰过,不幸短命死矣;今也则亡,未闻好学者也。
《论语》雍也第六-3
(1)哀公:魯の国の君主。
素読文:
哀公問う、弟子、孰か学を好むと為す。
孔子対えて曰く、顔回なる者有りて、学を好みたり。怒りを遷さず、過ちを弐びせず。不幸短命にして死せり。今や則ち亡し。未だ学を好む者を聞かざるなり。
解釈:
哀公が孔子に尋ねた:“弟子の中で誰が最も学問を愛しているかね?”
孔子は答えて曰く:“顔回という弟子が学問を好みました。怒りを遷さず、過ちを繰り返さない賢者です。しかし不幸にして短命でこの世をさりました。いまだ顔回ほど学問を好むものを知りません”
この節でも、顔回に先立たれた孔子の悲しみがじわっと伝わってきます。
回や其庶からんか
三月仁に違わず
賢なるかな回也
一を聞いて十を知る