「変化」と「変革」は似ているようだが明確な差がある。
辞書を調べてみると、
- 「変化」:ある状態や性質などが他の状態や性質に変わること。
- 「変革」:変えて新しいものにすること。変わって新しいものになること。
とある。
変化は、ポジティブな変化もあり、ネガティブな変化もある。改善も劣化も変化だ。しかし変革はポジティブに変わることだ。
変化も変革も「変わる」ことは同じだが、変化は受動的、変革は能動的と定義できそうだ。
そして変化は受動的であるため、変化に対応するリーダが必要となる。
一方変革は能動的であるため、変革を起こすリーダが必要になる。
【変化リーダの資質】短期・中期のリーダシップ
迅速な判断力・決断力
メンバーの統率力
変化(事故、火災、景気後退)は迅速に対応しなければならない。軍隊式のリーダシップで一気に解決しなければならない。
【変革リーダの資質】中期・長期のリーダシップ
理念・ビジョンの策定と浸透
メンバーの育成力
変革(組織変革、新規市場進出)には一気呵成よりは周到な進捗が必要だ。
理念・ビジョンがぶれないようにし、メンバーの意欲と能力を高めて戦略的に取り組む。
向き不向きはあるだろうが、局面に合わせて変化リーダ、変革リーダを担える人財を育成できれば鬼に金棒だ。
このコラムは、2020年11月2日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1053号に掲載した記事です。
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