投稿者「master@QmHP」のアーカイブ

美点凝視

yuējūnchéngrénzhīměichéngrénzhīèxiǎorénfǎnshì

《论语》颜渊第十二-16

素読文:
いわく:“くんひとし、ひとあくを成なさず。しょうじんこれはんす。”

解釈:
君子は人の良い点を称賛し助長するが、欠点につては触れない様にしている。しかし小人はこれと反対である。

美点凝視。部下育成の鉄則です。
こちらもどうぞ「美点凝視」

“扎根”制造業的真義:従一个日本螺絲想到的

 初めて中文のニュースを紹介する。
【“扎根”制造业的真义:从一个日本螺丝想到的】『土巴兎新聞』にあった記事だ。
タイトルを日本語に直訳すると“深く根をおろした製造業の真の意義:1本の日本製ねじから考えること”となるだろうか。記事は日本の高度なモノ造りは、日本中小企業が支えており、そののひたむきなモノ造りに対する姿勢を賞賛している。

(注)残念ながら『土巴兎新聞』の当該記事はすでに削除されている。

 記事は竹中製作所の錆びないネジ、ハードロック工業の緩まないナットを紹介している。

中国の企業は往々にして、すぐに儲かる仕事に飛びついている様に見える。
LED照明が儲かると聞くと、あっという間に雨後の筍の様にLED電球を作る工場がそこいら中にできる。生産設備の設計製造をしている知人(中国人)も自社工場の横に工場を借りてLED電球を生産し始めたが、量産技術も、製品の梱包技術もなく、製品を出荷したはよいが、顧客からクレームを食らっていた。

市場性があり、投資対費用効果が高ければあっという間に工場を立ち上げてしまう。日本の製造業の様に、こつこつと技術や技能を磨いて、納得のいく製品に仕上げると言う姿勢は感じられない。ある意味企業経営としては、中国企業の方が正しいのかもしれない。

しかしそのような姿勢でモノ造りに取り組んでみても、市場のおこぼれを取る程度にしかビジネスにはならないだろう。すぐに安かろう悪かろうの本質が露呈してしまい、顧客が離れて行く。

竹中製作所やハードロック工業の様に、ニッチ市場ではあっても圧倒的なシェアと顧客の信頼を得る事はむつかしい。

日本の中小企業に、NASAからAPPLEまで、世界的な大企業が指名で注文が入る。
そして日本の中小企業が、世界の大企業の製品を支えているのだ。
記事には「このねじが日本を支えとんのや」と言う台詞と共にドラマ「半沢直樹」の一シーンの写真が添えられていた。

一方で多くの日本中小企業が、下請けとして苦しい経営をしているのも確かだ。
ただ技術を磨くのではなく、用途開発にもっと目を向ける事が必要だと考えている。竹中製作所やハードロック工業が、大多数の中小企業と一線を画している所は「用途開発」だろう。

絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法

1社では無理でも、同じ志を持った中小企業が集まれば、人工衛星だって打ち
上げられる。

まいど! ~宇宙を呼びよせた町工場のおっちゃんの物語

我々も、青木社長の様に面白い事をやってみたい。
中国に進出した日系企業で、力を合わせ世界をあっと言わせる様な製品を
作ってみたい。当然日本の本社からは協力は得られないだろう。
中国でこっそり開発してしまうのだ(笑)


このコラムは、2015年11月9日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第449号に掲載した記事を修正・加筆しました。

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経済成長

 日本の名目GDPは米国、中国に大きく水を開けられているが、世界第3位だ。一方、国民の購買力を示す1人当たりのGDPは30位。

米国から日本バッシングを受けるほど、経済成長をしていた当時とは比較にならない閉塞感がある。上記のデータは2020年のIMFの予測データなので、必ずしもコロナの影響だけとはいえないと思う。

学習院大学の滝沢美穂教授はラジオ番組で、米国並みの資源分配ができていれば、7%の生産性向上が可能だ、と言っていた。

資源とは生産リソースばかりでなく、人的リソースも含まれる。儲からない製造業にリソースを割くのではなく、成長産業にリソースを配分しなければならない。という意味と理解した。

正論だと思うが、果たしてそれで良いのだろうか?
米国流の経営スタイルをまね、株主を優先し、現場の労務費を変動経費化した。そのために、日本の強みであった現場力が失われてしまったのではないか?

我々製造業に関わる者の使命は、7%程度の生産性向上ならば、それぞれの現場努力で達成するべきだろう。


このコラムは、2021年10月18日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1203号に掲載した記事です。

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正解とは

 学校の試験は、問題に対して基本的には正解は一つしかない。
しかし現実の問題には、複数の答えがあるはずだ。

たとえば工場で製品の不良をなくす、と言う課題があったとする。
この課題に対して一番確実な解は「生産しない」だろう。
これを正解とするかどうかは、それぞれに事情が違う。しかし造らなければ生産不良は発生しない。

あらゆる問題に「制約条件」があるわけだから、「造らない」を解として採用するかどうかは別の話だ。ブレーンストーミングでアイディアがなかなか出てこないのは、「正解」にこだわりすぎているからではなかろうか?

論理的に考えても1+1が2にならないことはいくらでもある。
たとえば、白米1合と小麦粉1合を混ぜても2合にはならない。
水は100℃で沸騰するというが、それは1気圧環境下での話だ。

本来、問題解決時に求めるのは「正解」ではなく「最適解」と考えるべきだ。
従って垂直にナゼナゼを繰り返すのではなく。水平にもナゼを広げる方が多くの答えが見つかり、その中から最適解を選択することができるはずだ。
こういう発想を「水平思考」とか「ラテラルシンキング」という。

先週取り上げた、日本政府の「儲かる産業にシフトする」という方針が唯一の正解ではないと思う。


このコラムは、2021年10月25日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1206号に掲載した記事です。

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幹部研修

 先週土曜日は、中国企業の経営幹部(経理以上)の研修をしていた。
経営者からは、離職率が高い、各部門の責任感が足りない、などを解消する講義をしてほしいと依頼された。難題だ(笑)講義だけで、これらの問題を解決するのは難しいだろう。現状を打破するため部下のモチベーションをどう上げるか、という話を中心に進めてみた。

打ち合わせ時に現場を見せていただいていいる。5SはもちろんTPMも実践している、という。確かに現場は整理整頓されている。悪くはない。しかし活動が従業員全体の「心」に至っていないと感じた。
例えば、職場のそこここにTPMのメッセージが掲示してある。金型もきちんと整頓されている。しかし金型のメンテナンス時期の表示がない。ショット数はコンピュータで管理している。それだけではコンピュータを叩かねば見えない。現場でひと目見てわかる様にしておくことがTPMの本質だ。

そんなわけで、モチベーションの仕組みについて話をしてみた。
経営幹部の部下に対する「やる気がない」「責任感がない」という不満は、幹部自身の問題であり、部下を変えるより自分が変わらねばならない、と言う私の考えを伝えた。

研修は好評だった(と思う)質問タイムがなかなか終わらなかった。

特に皆が興味があったのは、顧客クレームをいかに減らすか?という課題だ。
顧客クレームに対応する仕事で疲弊し離職してしまう部下が多い、というのが今回の研修を企画した品証経理の危機感だった様だ。

昼食時に品証部門の経理に、台湾企業で顧客クレームを半年で1/2削減、一年で1/3にする、という目標で活動した時の話をした。前日OQA(出荷抜き取り検査)で発見した不良を、朝一の会議(現場で立って会議する)を半年継続した時点で顧客クレームは1/2になった。実は1/3達成は目前だったが、経営者が罰金制度を入れたため、各部門が責任の押し付け合いをして元の木阿弥となった話もしてみた。

重要なことは、与えられた仕事ではなく、自ら目標を設定し仕事をすることだ。
経営幹部というのは仕事を与えられる人ではなく、仕事を作る人だ。


このコラムは、2021年11月1日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1209号に掲載した記事を修正・加筆しました。

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【中国生産現場から品質改善・経営革新】

双日、海外現地社員を日本で研修 幹部候補として

 双日は海外現地社員を幹部候補として日本で研修する制度を月内に導入する。
欧米、中東、中国、東南アジアなどから15人前後を選抜し、年2回開催する。商社の海外拠点は日本の出先機関として補助的な意味合いが強く、幹部社員のグローバル化が製造業に比べて遅れている。双日は将来的に現地社員の支店長も誕生させる方針だ。

 初回の研修は、米国やブラジル、ドイツ、アラブ首長国連邦(UAE)など12カ国から16人の社員を選抜した。30代後半から40代で、約2週間かけ企業理念のほか、本社での仕事内容、リーダーシップ論などを学ぶ。

 双日は6月に海外社員を1~3年間本社に置き実務を担当させる「本社逆駐在制度」を導入済み。今回、集合研修を加えることで現地の優秀な人材を登用しやすくし、競争力強化に向けた取り組みを加速する。三菱商事や三井物産など他商社も、海外で採用した社員の研修回数を増やしている。

(日本経済新聞電子版より)

 研修を日本本社で行うだけでは、本当のグローバル化とはいえない。
現地採用の幹部職員が、日本本社で海外拠点の戦略を決め、司令塔として働く。
日本採用の職員が、海外拠点で現地採用のトップの元で仕事をする。
この様な双方向の、グローバルな人材活用が普通に行われて、グローバル化と呼べるのではないだろうか。日本本社での研修はその第一歩でしかない。

記事には製造業のグローバル化が進んでいるように書かれている。
しかし私の周りの日系企業を見ると、ローカル採用の人材(日本人を含む)が経営幹部となっている企業はまれだ。部長職のローカル人材はいるが、経営的決定権は持っておらず、課長職、係長職レベルの仕事しかしていない例が多い。

中国人大学生の日系企業に対する人気は低い。
就職したい企業トップ100に入る日系企業は、2、3社しかないのが実情だ。
それは彼らにとって、社内の上昇空間が狭いからだろう。重要なポジションは、全て日本本社からの駐在員が占めており、その下にしか中国人従業員のポジションがないとしたら、優秀なものほど転職してゆく。

本社採用の中国人が、中国に異動になると、中国人上司より給与が高くなると言う逆転現象も発生している。

ローカル採用でも、実力さえあれば日本本社の職位にもつける。
そのためには、給与テーブルもグローバル化しなければならないだろう。
ローカル人材をコストと考えていると、本当のグローバル化は不可能だろう。


このコラムは、2011年11月7日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第230号に掲載した記事を修正・加筆しました。

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顔淵は愚ならず

yuēhuí(1)yánzhōngwéi退tuìérxǐng(2)huí

《论语》为政第二-9

(1)回:孔子の一番弟子。顔淵、顔回とも言う。
(2)发:啓発する。

素読文:
いわく:“われかいうことしゅうじつたがわざることなるがごとし。退しりぞきてわたくしかえりみれば、もっはっするにる。かいならず。”

解釈:
孔子曰く:“顔淵と一日話をしていても、異論や疑問を問うこともなく愚者の様だ。しかし顔淵の私生活を見れば、私も啓発を受けることがある。顔淵は愚者ではない。”

教えを知識とする人は、その解釈や自分の考えを披瀝したりするが、教えを実践する人は、解釈を口にしたりせず行動する。

ディズニー流人材育成

 人ごみが嫌いな自分は、東京ディズニーランドに行った事はない。
しかし、随分昔から東京ディズニーランドには興味を持っている。
そのきっかけは、週末の夕刻に放送していたFM番組でTDL設立のエピソードを聞いたことだった。

米国ディズニーランド本社役員に、TDL開業のプレゼンテーションをした時の逸話が実に面白かった。

  • 本社役員たちは、リスク分散のため出張時には同じ飛行機に乗らない。
  • 浦安の建設予定地を案内する時に使ったトリック。
  • 役員たちの好みを事前調査し、徹底的にもてなした。
  • プレゼンテーションとはこう有るべきだと、当時大いに啓発を受けた。
    (このテーマに関しては、後日機会があれば…)

    その後、海外の生産委託先を指導するようになって、委託先工場とTDLの類似点に気が付き、TDLのマネジメントを調べてきた。

    その共通点は、

    • TDLでは、マニュアルによってアルバイト職員がゲストに感動を与えている。
    • 工場では、作業指導書によって出稼ぎ労働者が製品に付加価値をつけている。

    どちらも、長くて3年ほどしか働かない職員を、戦力として活用している。
    しかし一方は、アルバイト職員がゲストに感動を与え続け、リピート顧客が98%もある。他方は、作業員の管理がうまくゆかず四苦八苦している。

    TDLに集まるアルバイトが皆優秀かと言うとそうではない。
    毎年9千人のアルバイトが入れ替わる。優秀な人材を選別している余裕はない。
    「素質は問わない」採用しか出来ない。
    工場と同様だ。

    秘訣はTDL内の人材育成システムにあるはずだ。

    TDLでは、アルバイトをトレーナー(アルバイト)が指導する。
    工場では、作業員を班長(元作業員)が指導する。

    顧客に価値を提供している職員(感動、製品の加工)を直接指導しているトレーナー、班長を育成することが重要となる。

    TDLのリーダー育成システムを、工場に応用できたら、すばらしい工場になるはずだ。そんな思いで、手当たりしだいにTDL関連の書籍を読み、セミナーに出席し、元TDLの職員(しかもディズニーインスティチュート職員)に会いに行き話を聞く。そんなことをしてきた。

    最近読んだ
    「9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教え方」
    はお勧めだ。

    初版が出て1年経つが、未だに売れ続け版を重ねているようだ。
    私は5月の連休に帰国した折、ショッピングセンター内の書店で見つけ、家内の買い物を待っている間に一気に読んでしまった(笑)


    このコラムは、2011年11月14日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第231号に掲載した記事を修正・加筆しました。

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班長研修

 先週は立て続けに、班長研修についてのご相談を受けた。
日本人たった一人で、中国企業の品質改善に乗り込んでいる大先輩。
研修を提供しているパートナー。
職場を班編成にするため、班長の力量をアップしたいと考えておられる方。

班長研修で重要な点は、

  • 教える目的、学ぶ目的を明確にする。
  • 班長目線で、現場事例を中心に教える。難しい理論は使わない。
  • 一テーマ一回、30分くらいで完結する。
  • 研修の効果は、行動で測定する。

だと考えている。

こう考えると、班長研修は研修会社に任せるのではなく、社内で行うのがベストだと考えている。

私のビジネスにとって、研修はひとつの柱なので、自己矛盾しているように見えるだろう。しかし私たちが提供したいのは、班長研修のシステムそのものだ。
お客様から、毎年班長研修の仕事をいただくよりは、お客様に班長研修をするシステムを提供した方が、効果・コスト共に満足いただけるはずと考えている。

先にあげた、班長研修のポイント「一テーマ一回、30分」を外部の研修講師を呼んでやったのでは、お客様、研修会社共にコストがかかりすぎる。

「研修の効果は、行動で測定する」は、外部研修講師にはほとんど不可能だ。

研修の目的は、「知っている」を「できる」にする。「できる」を「行動を起こす」にすることだ。
並みの研修は「知っている」までしかサポートできない。
良い研修ならば「できる」までをサポートできる。
優良な研修でも「行動を起こす動機付け」までであろう。
その後、期待する行動を評価し、その行動を強化するのはお客様の仕事になる。

であるならば、私たちのノウハウをお客様に全て公開し、研修のPDCAを回すシステムを提供した方が、研修の効果は高くなる。

つまり、お客様の現場に即した教材の作り方から、研修の成果を測定する方法までを、お客様に合わせて造りこむ。そしてそれを毎年改善してゆく仕組みを入れる。
こういうやり方をすれば、お客様での研修効果が上がり、複数年度で見れば研修コストも安くなるはずだ。

このメルマガの読者様には、研修会社の方もあるかもしれない。
他の研修会社の方に、私の研修戦略を公開してしまったが(笑)
研修業界のレベルアップにつながれば「三方よし」(お客様、業界、自社)だと思う。


このコラムは、2011年10月31日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第229号に掲載した記事です。

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視る、観る、診る

yuē:“shì(1)suǒguān(2)suǒyóuchá(3)suǒānrényānsōuzāirényānsōuzāi!”

《论语》为政第二-10

(1)视:注意してよく見る。
(2)观:細部までよく観察する。
(3)察:現象だけでなくその原因まで察する。

素読文:
いわく:“もちうるところところやすんずるところさっすれば、ひといずくんぞかくさんや、ひといずくんぞかくさんや。”

解釈:
孔子曰く:“人の値打ちを判断するには、その行為をよく見て、何のためにその行為を行うのか観察する、その行為の結果どの様な気持ちを持つか察すればわかるものだ。
人は取り繕っても誤魔化せるものではない。”

人の行為だけでなく、あらゆることは現象をよく視て、その細部まで観る、その結果、現象の原因を診ることができる。この視る、観る、診るの三段階活用が問題解決の基本だと思います。