天才と凡人というと少し大袈裟だが、仕事ができる人と普通の人程度の差と考えていただきたい。
例えば改善のアイディアを考えている場合で比較してみよう。
天才:101個目に偉大なアイディアが出るのを知っている。
→天才はアイディアを量産する
凡人:1個目から偉大なアイディアが出ないのを恐れている。
→凡人はこれもダメ、あれもダメと最初の1個のアイディアが出ない
天才:たくさん失敗することがうまくいくコツと知っている。
→何度も試してうまくいく方法を見つける。
凡人:失敗を恐れてうまくいく方法を考え続ける。
→何も成果が出ない。
天才:失敗したアイディアを自慢する。
→周りからアイディアを提供される。
凡人:失敗したアイディアを隠す。
→誰もアドバイスできない。
天才:できる方法を実行して証明する。
→すぐ結果が出る。
凡人:できる方法を探して説明する。
→説明だけなので結果は出ない。
天才:できない理由を覆すのに燃える。
→当然結果につながる。
凡人:できない理由を説明するのが得意。
→できない理由を説明しても結果は出ない。
私たちが実践しているQCC道場では、メンバーのブレインストーミングで活動テーマを決めたり、原因分析、改善対策のアイディア出しを行います。
「天才」がメンバーをリードしているサークルは問題ありませんが、「凡人」が仕切っているサークルは少しだけ我々が介入する必要があります。
このコラムは、2021年9月27日に配信したメールマガジン【中国生産現場から品質改善・経営革新】第1194号に掲載した記事です。
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